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  1. 世田谷区議会 2022-09-02
    令和 4年  9月 区民生活常任委員会-09月02日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年  9月 区民生活常任委員会-09月02日-01号令和 4年  9月 区民生活常任委員会 世田谷区議会区民生活常任委員会会議録第十号 令和四年九月二日(金曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         羽田圭二    副委員長        いたいひとし                おぎのけんじ                河野俊弘                河村みどり                中山みずほ                ひえしま 進                たかじょう訓子                高岡じゅん子                小泉たま子  事務局職員    議事担当係長      髙橋 亮    調査係主任       落合翔吾  出席説明員    副区長         岩本 康
      世田谷総合支所    総合支所長       清水昭夫    地域振興課長      佐久間 聡    地域調整課長(地域振興課長兼務)                佐久間 聡   北沢総合支所    総合支所長       木本義彦    地域振興課長      三浦与英   生活文化政策部    部長          片桐 誠    市民活動推進課長    瀬川卓良    人権・男女共同参画課長 生垣 明    区民健康村・ふるさと・交流推進課長                北村正文   環境政策部    部長          清水優子    環境計画課長      須田将司    環境・エネルギー施策推進課長                山本久美子   経済産業部    部長          後藤英一    都市農業課長      黒岩さや香   清掃・リサイクル部    部長          蒲牟田和彦    事業課長        泉 哲郎    砧清掃事務所長     小渕由紀夫   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 令和四年第三回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立スカイキャロット展望ロビーの指定管理者の指定    ② 世田谷区立区民会館の指定管理者の指定    ③ 世田谷区立健康増進・交流施設の指定管理者の指定   〔諮問〕    ① 人権擁護委員候補者推薦の諮問   (2) 世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)の実施結果について   (3) 世田谷区本庁舎等整備に係る区民利用施設総合運営計画の策定に向けた検討について   (4) 世田谷区パートナーシップ宣誓制度の見直しについて   (5) 世田谷区立男女共同参画センター運営委託事業者の選定について   (6) 令和三年新成人のつどい(成人式)の代替イベント開催について   (7) 世田谷区地球温暖化対策地域推進計画(令和五年度~十二年度)素案について   (8) 電気自動車の公共用急速充電器の設置について   (9) 若者による環境出前授業及び啓発イベントの実施について   (10) 区民農園(ファミリー農園)の開設について   (11) 農福連携事業における事業拠点について   (12) 家庭ごみ・事業系ごみ組成分析調査及び計量調査(令和四年度)の結果について   (13) 自動車事故の発生について   (14) その他  2.資料配付   (1) 行事予定等について  3.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後零時十分開議 ○羽田圭二 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 本日は報告事項の聴取等を行います。  まず、委員会運営に関しては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。  また、発言に当たりましては、お手元のワイヤレスマイクを使用いただきますようお願いいたします。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。  (1)令和四年第三回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷区立スカイキャロット展望ロビーの指定管理者の指定について、理事者の説明を願います。 ◎佐久間 世田谷総合支所地域振興課長 世田谷区立スカイキャロット展望ロビーの指定管理者の指定につきまして御説明いたします。  1の主旨でございます。令和五年四月から世田谷区立スカイキャロット展望ロビー指定管理者候補者を選定いたしましたので、第三回区議会定例会に当該候補者を指定管理者として指定するため議案を提出するものでございます。  2指定管理者の候補者は、株式会社ホテルオークラエンタープライズでございます。  3の指定期間は、令和五年度からの五年間でございます。  4の選定方法でございます。設置要綱に基づき選定委員会を設置し、選定方法について審議した結果、指定管理者制度を適用し、公募による選定を行うこととされました。令和四年五月六日から五月二十日まで公募要項を配布し、五月二十日の公募要項説明会及び施設見学会には四団体の参加がございましたが、受付期限までに一団体のみの応募となりました。  公認会計士による財務諸表と合わせまして、第一次審査では選定委員による書類審査を行い、第二次審査では応募団体によるプレゼンテーション及び選定委員会によるヒアリング審査を行い、最終審査において総合的に判断して指定管理者候補者を選定いたしました。  二ページ目、(2)選定委員会の構成でございますが、学識経験者を含む外部委員五名と区職員二名による構成となっております。  (3)選定委員会開催状況につきましては、記載のとおり、合計四回開催しております。  参考資料といたしまして会議録要旨を添付しておりますので、後ほど御確認いただければと存じます。  5の選定結果でございます。審査基準に基づきまして総合的に判断した結果、株式会社ホテルオークラエンタープライズを指定管理者の候補者として選定いたしました。  四ページ、別紙、選定結果表を御覧ください。3評価結果の(1)を御覧ください。財務審査でございますが、公認会計士による財務審査では、コロナ禍における飲食業の置かれている状況は厳しく、C評価、改善を要する法人と考えられると厳しい評価となりましたが、最低基準に満たない評価ではないため世田谷区指定管理者制度運用に係るガイドラインにのっとり、審査を通過しております。  3の(2)の第一次審査でございます。表に記載のとおり、合計得点は八百七十四点、(3)の第二次審査につきましては、合計得点は四百四十点でございました。いずれも配点合計の七割とした審査基準を超えております。  五ページの(4)の総合評価を御覧ください。各評価を総合的に判断した結果、合格としております。  資料二ページにお戻りください。6の選定理由でございます。候補者は、指定管理者として複数の公共施設や、多数の民間の飲食提供施設を運営しており、豊富な実績とノウハウを有しております。事業計画におかれましても、管理責任業務体制、雇用形態・勤務形態、新型コロナウイルス感染症防止対策といった管理に関する提案が具体的であり、施設を効率的かつ安定的に運営できると評価されました。  また、様々な利用人数に対応した飲食提供スペースや、東西南、三方向を眺望できる展望スペースが効果的に配置され、施設の効用を十分に発揮することができるほか、質の高いサービスの提供が期待できると評価されております。  以上のことから、審査基準の七〇%を超えており、指定管理の候補者として適していると判断いたしました。  応募団体が一団体しかなかったことにつきましては、新型コロナウイルスの影響により飲食業の経営が難しい状況が続いていることが応募に影響したものと推測されます。次期選定に当たりましては、周知方法や公募条件を工夫し、より多くの応募につながるように取り組んでまいります。  なお、この施設での指定管理料につきましては、基本的には利用料金制となっておりまして、レストラン及びカフェラウンジの収入で全ての運営費を賄っていただいておりますが、年度前に年度協定を取り交わし、その年実施する改修工事費用等を指定管理料として支払うこととしております。  しかしながら、令和二年以降につきましては新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休業や営業時間の時短要請、酒類の提供自粛等に伴いレストラン等の利用者が著しく減少し、減少した利用料金分を年度協定により損失補填してまいりました。  令和五年度につきましては、まだ続いております新型コロナウイルス感染症の影響により、大きな収入の一つでありますパーティー等の団体利用の減少が続くことが見込まれているため、年度協定により営業損失見込み分、約四千五百万円につきまして補填できるように庁内で検討しております。  三ページ、今後のスケジュール(予定)は記載のとおりとなっております。  説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 指定管理者がホテルオークラということで、それは一社しかなかったということでいいと思うんですけれども、ちょっとお伺いしたいというか、問題提起したいんですけれども、最後のところで、東側、三方が非常によく利用されているという今のお話でしたけれども、時々行ってみますと、結局、あそこにコーヒーショップがあるわけで、そうすると、お金を払った人しか、あそこの中には入れないと。あとの三方は非常に狭くて、あそこは今大勢入っているんですね。外を見ているんですよ。ところが、狭いソファーか何かをやってごちゃごちゃしているんです。  だから、本当にあれで区民利用施設としていいのかどうかというのは、もう一度、区としては考える必要が私はあると思うんですけれども、今のところ、いかがお考えでしょうか。 ◎佐久間 世田谷総合支所地域振興課長 提案書のほうの、このページでいきますと三五ページで平面図としまして、こちらは東、西、南の三方を眺望できるような形にはなっております。委員がおっしゃるとおり、こちらのほうのカフェラウンジとして広く取っている部分もございますが、全面が眺望できるような形の形態となっておりますし、あとは、奥のほうですとゆっくり座れるようなスペースも配置しておりますので、区民の方々がゆっくり見られるような形になっております。  ただ、指定管理としまして収益も上げていきませんとなりませんので、その部分につきましては、提案のあったとおりというような形で運営のほうは考えていきたいと考えております。 ◆小泉たま子 委員 本当に区民利用施設、一人でも多くの区民にあそこに来ていただいて、一つしかない眺望、キャロットのあの窓から世田谷を見ていただくというのは、本当にこれでいいのかどうかというのは、今いいからじゃなくて、やっぱり考えていくべきだと私は問題提起を今します。  それからもう一つは、世田谷みやげを飾っているところがあるわけですけれども、あれはちっとも変わりなくいつも同じで、ライトで色があせても同じだという、やっぱり世田谷みやげを見るところはあそこしかないんです。人が集まるんだから、あれは見てもらわなくちゃいけないところなので、私は一工夫、本当に欲しいし、あのままで一年もいるというのはどういうことだろうと思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎佐久間 世田谷総合支所地域振興課長 こちらのほうも資料の三三ページ、地域の振興ということで、世田谷みやげの販売というような形で、営業と売上げとしては年間五十二万円、行っているというような形になっております。  今、委員の御指摘のあったような、もう少しこちらのほうがPRできるような形で、指定管理者と話し合いながらうまくできるような形でやらせていただきたいと思います。 ◆小泉たま子 委員 ぜひそのようにやってください。終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、議案②世田谷区立区民会館の指定管理者の指定について、理事者の説明を願います。 ◎三浦 北沢総合支所地域振興課長 それでは、世田谷区立区民会館の指定管理者の指定について御報告させていただきます。  一ページ目を御覧ください。1主旨についてです。区民会館条例第七条第一項に基づきまして、北沢区民会館の指定管理者の公募を実施し、令和五年四月からの指定管理者候補者の選定をいたしましたので、指定管理者として指定するための議案を第三回区議会定例会に提出するものでございます。  2施設名称及び指定管理者の候補者名等につきましては、指定管理者の候補者名につきましては、株式会社世田谷サービス公社となります。  3指定期間は、令和五年四月一日から十年三月三十一日までの五年間です。
     4選定方法等でございます。(1)選定方法についてです。公募によりまして選定をすることとしまして、令和四年五月十一日から六月十四日までの期間、公募を行ったところ、事前説明会などでは七社の参加がございましたが、最終的に一社から御応募がございました。  選定に当たっては、条例施行規則及び指定管理者選定委員会設置要綱に基づきまして設置した選定委員会において世田谷区立区民会館指定管理者選定審査基準に基づき審査いたしました。  (2)選定経過につきましては、後ほど5の選定結果と併せて御説明いたします。  二ページ目を御覧ください。(3)選定委員会の構成につきましては、記載のとおり、学識経験者三名、税理士一名、町会の代表一名、区職員二名の合計七名の構成となっております。  (4)選定委員会開催状況につきましては、記載のとおり四回開催いたしました。令和三年度第一回選定委員会においては、指定管理者の評価・選定方法、令和四年度第一回選定委員会につきましては、審査基準及び審査方法の審議、第二回選定委員会につきましては、財務諸表診断の結果確認及び第一次審査、書類審査、第三回選定委員会については、第二次審査としてプレゼンテーション及びヒアリング審査、最終審査を行いました。  参考資料といたしまして、会議録要旨を六ページから九ページに掲載いたしましたので、後ほど御覧いただければと思います。  4(2)選定経過及び5選定結果につきましては、四ページ、別紙1、選定結果表を御覧ください。1申請団体、2指定管理者の候補者名は株式会社世田谷サービス公社です。  4評価結果です。(1)税理士による財務診断ではB評価、長期の経営に対しては大きな問題は見当たらないとの判断でした。(2)第一次審査では、施設等の管理実績、運営管理体制個人情報保護、雇用計画、研修計画、収支計画、利用料金、施設事業計画サービス改善の取組、過去三年間の経営状況、事業状況等について書類審査をいたしまして、審査基準点となる七割を超えていたため第一次審査通過者といたしました。  続いて、五ページを御覧ください。(3)第二次審査では、組織の管理・運営体制、サービス改善の取組、雇用・研修計画、収支計画、施設事業計画についてプレゼンテーション及び選定委員によるヒアリングを実施しました。審査基準点となる七割を超えていたため第二次審査通過者としました。  (4)総合評価におきまして、財務諸表診断、第一次審査、第二次審査を総合的に判断し、最終審査において合格といたしました。  三ページにお戻りください。6選定理由につきましては、選定団体は、指定管理者として区内の複数の公共施設を運営してきており、豊富な実績とノウハウを有している。財務諸表診断では、評価Bの長期の経営に対しては大きな問題は見当たらないという評価でした。第一次審査評価項目の中では、施設等の管理実績、個人情報の保護及び雇用計画のうちの区内・高齢者、障害者雇用に関する考え方の部分で高い評価を得ております。  第二次審査では、多様な地域連携事業を展開していくことが説明され、委員より、地域のことを理解し、課題を認識しながらも前向きに新しい事業に取り組もうとしており期待できるとの評価を得ています。また、障害者雇用に積極的に取り組んでいることについても評価を得ております。  以上のことから、指定管理者の候補者として適していると判断されました。  なお、今回、応募が一団体であったため、次期選定に当たりましては周知方法や募集期間を長く取るなど、より多くの団体から様々な提案を受けられるよう条件設定を行ってまいります。  また、記載にはございませんが、指定管理料予定額としましては、北沢区民会館利用料金収入自主事業収入による収入から人件費、維持管理経費に係る費用などを差し引いた額を指定管理料としておりまして、令和五年度は約二千五百万円との提示がございました。  利用料金収入の想定につきましては、新型コロナウイルス流行前の本施設の利用率が約五六%に対しまして、来年度の利用率を六二%と想定し、約五千七百万円、自主事業収入を約六百六十万円、収入額を約六千三百五十万円と見込んでおります。  支出想定額は、人件費、自主事業経費、維持管理に係る経費、税金などとしまして約八千八百五十万円を見込んでおります。この差額が約二千五百万円となっております。  提案額につきましては、人件費の増、新たな提案に伴う経費の増、維持管理に必要な資材の高騰等を鑑みますと適正であると判断いたしました。  また、選定委員会における第二次審査のヒアリングでは委員から収支計画についても質問がございまして、施設利用申請のウェブ予約、スカイサロンの空き時間を利用したワーキングスペースとしての有料時間貸出しの新たなサービス向上、利用促進の取組を行っていることで、五年間の指定管理期間の中で利用率を七〇%まで上げていくと考えており、利用料金収入の増による指定管理料の縮減につなげていけるという回答がございました。  コロナ禍における事業者の支援といたしましては、令和二年度と令和三年度において、緊急事態宣言などにより利用者のキャンセル料を免除したことによる補填や、利用率の低下に伴う収入減への補償を実施いたしました。一方で、休館に伴い指定管理料の減額も行っております。  最後に、7今後のスケジュール(予定)につきましては記載のとおりです。  説明は以上となります。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 この前も申し上げましたけれども、この北沢地区には区民センターがなくて、区民センターの役割をも区民会館がやるべきだということを申し上げてきました。新しく建てることもできない中で、やはり平等に区民の活動ができるように工夫していかなくちゃいけないというのが区の責務であると思います。  その中で、サービス公社がこれをあれしたわけですけれども、去年と同じようにやっていくのか、それとも、このことについて少しは変えていこうとプレゼンの中であったのかどうかということをお聞きしたいと思いますが、すみません、手短にお願いします。 ◎三浦 北沢総合支所地域振興課長 今回、サービス公社からの提案といたしましては、地域と連携した取組が重要ということで考えておりまして、区民会館のほうの自主事業の中で区民の方たちと連携した取組ですとか、あるいは区民の方たちを巻き込んだ事業の実施というものを考えているという御説明がございまして、そのことも今回の評価に至っているというふうに思います。 ◆小泉たま子 委員 サービス公社はしっかりやっていただきたいと思うんですけれども、これは収益を上げるということも大事ですけれども、やはり区民のためにどうなっているかというのが第一だと思うんです。先ほどの別のスカイキャロットのほうでも、あそこの展望広場が収益を上げなければいけないのでというようなお言葉がありましたけれども、私はそれは違うのではないかと思うんです。  それは、オークラのほうの努力をしなければいけない。一番大事なのは、やっぱり区民がどういう活動をするか、どういうふうにあそこを使うか。区民利用施設ですから、そのことは区として絶対頭から離さないで、ちょっとおかしくならないように、収益ということは上げなければいけないけれども、それが一番ではないという、大事ではあるけれどもということを今申し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。  終わります。 ◆たかじょう訓子 委員 私も小泉委員と同様に考えておりまして、貸し館業務に、もうどんどん偏っていくというイメージがあります。東京都二十三区だけじゃないと思いますけれども、公民館というのはないわけですよね。社会教育の場として区民利用施設というのがその代わりにあるというふうに思っていますので、やっぱり今、小泉委員が言ったみたいに区民がどのように使いやすくできるかとか、自主的な活動をさらに推進していけるかということが本当に一番重要なことではないかというふうに私は思っています。  地域行政推進条例のことも今進められていますけれども、そういった面でも非常に重要な施設だというふうに考えていますので、そういった点をぜひ強調していただきたい。もちろん収益については、ないよりはあったほうがいいわけなんですけれども、その大本にあるのは、やっぱり区民の皆さんが利用しやすく、そして地域のコミュニティーが活性化していく、地域のつながりがより深まっていくという、そういった役割をしっかりと位置づけて運営していただきたいということを要望いたします。 ◆中山みずほ 委員 事前説明が七社で、実際応募が一社、当然このサービス公社だったということで、これはそんなに驚くことではないんですが、ただ、事前説明に来たところの辞退されるというか、応募しなかったこととかというのは、理由を追うことはあるんですか。 ◎三浦 北沢総合支所地域振興課長 今回、六社の方が応募されなかったということで、六社の方に応募されなかったのはどうしてなのかということで、一応アンケートを取らせていただきました。そのうち四社から回答がありましたが、多くは、このコロナでなかなか難しい経営状況だということと、あと、先ほどちょっとお話しさせていただいた募集期間が少し短かったということだったんです。  募集期間については、前回の公募期間とも変わりませんので、基本的には同じ条件でやってはいるんですけれども、そういうお話がございましたので、選定委員からも、例えば事前に告知をするなどということの対応とかという御意見もございましたので、次回に向けては、そういう形で対応していきたいというふうに考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、議案③世田谷区立健康増進・交流施設の指定管理者の指定について、理事者の説明を願います。 ◎瀬川 市民活動推進課長 私からは、世田谷区立健康増進・交流施設、通称がやがや館の指定管理者の指定につきまして御説明させていただきます。  まず、1の主旨でございますが、令和五年四月からの世田谷区立健康増進・交流施設の指定管理者を選定いたしましたので、第三回区議会定例会に当該候補者を指定管理者として指定するための議案を提出するものでございます。  2に記載のとおり、指定管理者の候補者は株式会社オーエンスでございます。  3の指定期間につきましては、令和五年度からの五年間でございます。  4の選定方法でございます。まず、(1)選定方法・選定経過ですが、世田谷区立健康増進交流施設指定管理者選定委員会で審議をいたしまして公募による選定を行うこととされました。  続いて、四月二十五日から公募要項を配布しまして、説明会と施設見学会を行いました。このときには十社の方が参加していただきました。その後、公募は五月二十五日から六月三日までの期間、実際の受付を実施いたしまして、四団体から応募書類の申請がございました。  選定委員会におきまして区立健康増進・交流施設指定管理者選定審査基準に基づき審査を行いました。第一次審査では、施設の運営方針、事業実績、運営管理体制や事業計画、収支計画、応募団体の経営状況等について書類審査を行いました。三つの団体が審査基準点となる七割を超えておりましたので、第一次審査通過者といたしました。また、第一次審査に併せて実施いたしました財務審査につきましては、公認会計士による評価を依頼しております。その後、第二次審査のほうでは第一次審査通過者が運営する類似施設の実地調査の報告とともに、団体によるプレゼンテーション及び選定委員によるヒアリングを行いまして審査した結果、各応募団体が審査基準の七割を超えておりまして、第二次審査の通過者といたしました。財務審査、第一次審査、第二次審査の結果を総合的に判断しまして指定管理者の候補者を選定いたしました。  二ページを御覧ください。(2)の選定委員会の構成でございますが、学識経験者を含む外部委員五名と区職員二名による構成となっております。  (3)の選定委員会開催状況につきましては、記載のとおり、合計四回を開催しております。  参考資料といたしまして、会議録要旨を後ろのほうに添付しておりますので、後ほど御確認いただければと存じます。  5の選定結果でございます。審査基準に基づきまして総合的に判断した結果、株式会社オーエンスを指定管理者の候補者として選定いたしました。  右肩のページで四ページのこちらを御覧ください。世田谷区立健康増進・交流施設の選定結果表でございます。まず、4の(1)評価結果を御覧ください。こちらは財務審査でございますが、公認会計士による財務審査では、団体の経営状況はおおむね良好な法人と考えられているという評価でございました。これはA、B、C、Dの四段階中のA評価でございます。  次に、(2)第一次審査でございます。こちらは四から六ページの表に記載のとおりです。六ページに記載のとおり、合計得点は千三百六十五点となっております。その下の(3)第二次審査につきましては、合計得点は四百二十点でございました。いずれも配点の合計の七割とした審査基準を超えております。  七ページの(4)総合評価を御覧ください。各評価を総合的に判断した結果、株式会社オーエンスが候補者に選定されております。  資料の二ページにお戻りください。6の選定理由でございます。選定団体は、指定管理者として全国二百三十か所の施設を運営しており、豊富な運営実績とノウハウを有しております。また、ビル管理事業やスポーツ事業、レストラン事業まで幅広い業務を自社で実施できる体制を整えていることから、一社責任体制の下で機動性、柔軟性のある効率的な組織形成ができるとともに、質の高いサービス提供と経費縮減の両面が期待できることが大きな強みとなっております。  財務審査における評価も良好で、実際の施設運営における実地調査におきましても、施設の一体管理の下で適切な運営が実現できており、利用者満足度も高いことが確認できました。  また、現指定管理者としての運営実績を基に各機能をブラッシュアップし、今後の施設運営に当たっては、高齢者向けの運動機器及び健康増進プログラムの拡充や食育講座、健康応援メニューの提供、レストランを活用したコミュニティーカフェ、オンラインを活用した新規事業等、具体的で実現性の高い提案をしてきており、本施設の設置目的に通ずる施設運営が期待できるというふうに判断をさせていただきました。  なお、事業者から提案がございました指定管理料の予定額は約七千七百万円となっております。この提案額につきましては、現指定管理者としての四年間の実績を見たところ、同じような額というところもあるんですが、今後の取組、または人件費の高騰などをこれから検討する必要がございますが、適正であるというふうに判断をいたしました。  また、収支計画には新型コロナウイルス感染症の対応に係る経費についても併せて計上するように公募要項や説明会で周知しているところでございます。  最後に、7の今後のスケジュールは記載のとおりでございます。  長くなりましたが、説明は以上でございます。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆小泉たま子 委員 株式会社オーエンスというところに期待したいと思います。なかなか今までここがうまくいかなくて、私も最初のときに、課長、これがミッションですよと言ったことを覚えているんですけれども、ここの端っこにある施設、これが全区民的施設としての位置づけに、もうきちっと変わっていくように、これが区民に見えるようにしていかなきゃいけないと思うんです。第二ふじみ荘、ふじみ荘も地区の展開に変わりました。ここしかないです。ですから、これが全区民的な位置づけ。幾ら端っこにあろうが何だろうが、私は、工夫はできると思います。  今、交通のほうで地域の中にバスをということで課題が出ているわけですけれども、一切ここにはこういうことが出てこない。区としても取り上げていない。区長の挨拶にも一切出てこないという非常にもったいないことで、市民大学と生涯大学、それから、このスポーツ、これだけです。近くの人が活用すると。  こうでないように、株式会社オーエンスに決まったわけですけれども、もちろん常にこれを見ていかなきゃいけないんですけれども、次の指定管理をやるときには本当に変わるように、何が課題でどうやっていいかということを、ただ見ているだけじゃなくて、決まったから安心してじゃなくて、区としてはそれをよくしていく仕事がある、責務だと思いますので、これを絶対にやっていただきたいということ、これは後で副区長に答えていただきたいと思うんです。  もう一つは、前から私は不思議だと思っていたんですけれども、今日は言わせていただきますが、選定委員会のメンバーの中に生涯大学の講師の方が入っていらっしゃるんです。これはどういうものかなと、ちょっと違和感を感じるんですけれども、それについてと、二点お答えしていただきたいんです。 ◎岩本 副区長 最初の全区民的施設としての役割について御答弁申し上げます。名前が表しているように、健康増進施設でございまして、そういう意味では、設置目的からして御指摘のとおり、全区的な役割を期待された施設だと思っております。ただ、確かに立地としては区の東寄りになっていますけれども、指定管理者も設立当初と今回変わってきていますが、大分イベントであるとか交流事業であるとか、豊富な提案をいただいているのではないかと思います。  ただ、やっぱり御指摘いただいたとおり、宣伝、PRというんでしょうか、発信がちょっと弱いところもありますので、全区的な活用をいただけるような発信の仕方についても考えていきたいと思います。 ◎瀬川 市民活動推進課長 御質問にございました選定委員の中に市民大学の……(「生涯大学の」と呼ぶ者あり)。失礼しました。生涯大学の講師が入っているというところで、こちらの施設はいろんな独自事業を行っておりますし、中にも、今回、オンラインを活用した英会話教室であったり、生涯学習というところも含めて、いろんな提案がございました。そうした面に関しましていろんな提案をいろんな知見から御意見をいただくというところで、生涯大学の講師の方を委員の方一名ということで御就任いただいているような状況でございます。 ◆小泉たま子 委員 こういうことを選ぶときは、やっぱり客観的に全体的に見ていかなきゃいけない中で、この中でやっている方がここに入って選定委員になるというのはちょっと違和感を感じますので、副区長もいらっしゃいますので、そのことは今後の課題としていただきたいこと。  それから、副区長のお答えがなかったのが交通です。これは行きたくても行けないという、非常に難しいんですよね。幾らあっても行かれないということがあって、私は、やっぱり交通のこともここでは非常に重要なこととしてこれから考えていくべきことだと思うんです。行きたくても行けないということは非常にもったいないので、私は、これからは区の課題として、それを中に取り上げていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎岩本 副区長 いっとき回したんですよね。すみません、私はブランクがあって記憶が定かじゃないところがありますが、三軒茶屋辺りからの送迎バスを一回出したことがあったと思います。コロナの影響なのか、ちょっと今途切れていますけれども、ただ、交通不便地域対策でいろいろ御説明申し上げていますが、ここの池尻の地域が交通不便地域というわけではありませんけれども、高齢者の居場所づくりであるとか、外出支援であるとか、孤立予防といった面で、今後の交通不便地域だけではなくて、移動弱者的な方々、いわゆる孤立しがちというんですか、外出することについてちょっとハードルの高い方々についても移動支援という形で取り組んでいく必要があると考えていますので、外出する目的がどこかにあるという意味で、がやがや館というのはいい場所ではないかと思いますので、そういった位置づけの中で、今言っていただいた公共交通問題であるとか移動支援という意味でちょっと検討させていただきたいと思います。 ◆小泉たま子 委員 それはよろしくお願いしたいんですけれども、烏山の人が池尻まで、お勉強をしたくても行けないわけですよ。市民大学があれば生涯大学もある。それが各地域にあればいいですよ。五支所の中に。でも、そういうのが今本当にないんです。だから、勉強したくてもできない、あそこにあるんですよね。ですから、遠ければ、弱者はみんな弱者なんですよ。よたよたになっている人だけが弱者じゃないんです。  だから、誰でも行けるようにするということが私は交通の一番大事なことだと。烏山とか砧からはとても行かれないですよ。これは、そういうふうに全区的な施設ですから、だから、私は全区的と言わないで全区民的と今日は言わせていただいているんです。  そういうことで、もうちょっと深く区民の活動とか意欲を続けてもらう、生きる力を持ってもらうとか、そういう大きな意味から、やっぱりこの施設は利用すべきだし、そうあるべきものでこれはできたんですよね。ですから、そこのところを、初心を忘れないようにしながらやっていただきたいと要望します。 ◆いたいひとし 委員 できた当時の様子を考えたときに、私たちは第二ふじみ荘としての機能をしっかり持たせるべきだということで、区内には、もうふじみ荘というものは、今はありませんけれども、区内に二か所あるということが非常に望ましいことだということで、第二ふじみ荘という意味合いで、この活用について求めてきた経過があります。  ところが、なかなか人が来ないということで、がらがら館ということでやゆされた時期もありましたけれども、そうしているうちに、お客さんが来ないからといって市民だの生涯だのというものをその中に入れて、大分その様子が変わってきて、決して入れることいいとか悪いとかじゃなくて、そういったことで、この建物というものは一体何を目指しているところかということで、私たちは、この建物の意味の健康増進・交流施設というのは一体何を目指しているものなのかということで非常に見えてこない部分があって、今や、逆に言えばそういう人たちが来るからということで、食事だとか健康だとかということにちょっと光を当てた取組というのをやっているというふうな理解はしているんですけれども、改めて、この施設の区内において目指すべき方向というか、そういうものが今どうあるのか。何か後づけのようなもので今日まで来ているのではないかと。  全区的な施設と、今、小泉委員からありましたけれども、私もそう思います。全区的ではないというか、いわゆる生涯とか市民大学校のための施設になっていると。健康増進とか交流というふうに力を入れていくのであるならば、それとまた違ったもう一つ別な道というか、本来の名前を冠しているものの、本来のというか、全区的な意味合いを持たせるような事業というのは今後やってほしいんですけれども、そういう考え方で今来ているのか。今のままの踏襲で、後からつくられたような形の踏襲を今後もやっていくのか。その辺の基本的なところを教えてください。 ◎瀬川 市民活動推進課長 ただいまお話にありました健康増進・交流施設の目指すべき姿とかというところを、今いろいろ御意見をいただきまして、まさにそのような面で我々が目指していくところをはっきりさせていかなくちゃいけないかとは思っているところなんですが、こちらは条例に目的が設置されておりまして、私どもとしては、この条例に記載のとおり、高齢者を中心とした多世代の区民に、自らの健康を増進し、世代間交流を進め、及び生きがいを持って主体的に活動することができる場及び機会を提供することにより、豊かな地域社会の形成に寄与するというようなところで、高齢者を中心とした多世代の区民に自らの健康の増進をしてほしいというところがございまして、その中でのいろんな提案であったり、世代間交流の提案であったり、そういった事業をやらせていただいているというふうな形で認識をさせていただいております。  今のアクセスの部分などで、いろいろちょっと不利な面もございますけれども、今後そこの部分も全区的というところを踏まえまして、この施設が皆さんに使っていただけるような形になるようにというところで検討していきたいというふうに考えております。 ◆いたいひとし 委員 それでは、今は指定管理の話ですので、この五年間、具体的にどういう取組があったのか、お伺いします。 ◎瀬川 市民活動推進課長 まず多世代間の交流ということで、これも例年行っておりましたが、がやがや館まつりであったり、昔あそびの講習会であったり、そういったいろいろ地域も含めて多世代が交流できるようなイベントをこれまで実施してきておるというふうに認識しております。 ◆いたいひとし 委員 五年間で今の話だけなんですか、今の多世代とか、地域に開かれたとか、全区的なというキーワードをひも解いてやってきた事業というのはそれだけだというんですか。 ◎瀬川 市民活動推進課長 今回の指定管理の提案書のほうにも少し記載がされておりまして、右肩の二六ページの部分に、こちらの表で具体的な教室であったり、イベント事業計画であったりというところがございまして、このような形で、がやがや館まつりであったり、昔あそびであったり、将棋大会であったり、いろいろ地域とか児童館等も含めまして事業を行ってきたというふうに聞いております。 ◆いたいひとし 委員 ということは、指定管理が一生懸命考えてやってくれたことであって、世田谷区は全くここには関わっていないというか、ほとんど考えていなかったというか、指定管理の熱意というか、誠意というか、努力に全部由来している話だということで、今のお話は理解してよろしいんですか。 ◎瀬川 市民活動推進課長 失礼いたしました。こちらの事業も含めて、事業計画も毎年、年度初めに計画を出すときにヒアリングを行ったり、指定管理料も最初に算定するところがございますので、そういった中でいろんな取組の提案であったり等を最初に協議しまして、こういった形で事業につなげていっているというようなことでございます。 ◆いたいひとし 委員 やっていないことはないと思いますけれども、年一回とか、そういう類のものばっかりだと思うので、もうちょっとメニューとか内容とかを工夫していただいて、例えば、全区的に呼びかける行事だとか、そういうものをたくさん増やすとかして、少しでもここを知ってもらう、出かけてもらうというような工夫をさらにしていただきたいと思います。要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、諮問①人権擁護委員候補者推薦の諮問について、理事者の説明を願います。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 私からは、人権擁護委員候補者推薦の諮問につきまして御説明を申し上げます。  1主旨でございます。人権擁護委員法におきまして、市区町村に配置される人権擁護委員を新たに置く場合は、市区町村長が議会の意見を聞き、候補者を推薦、法務大臣が委嘱することが定められております。  このたび、令和三年十一月三十日をもちまして辞任届が提出されたため、後任の候補者を推薦する必要がございますので、令和四年区議会第三回定例会において後任候補者の推薦を諮問するものでございます。  2退任委員でございます。退任委員は記載のとおりですが、任期途中での辞任により令和四年三月三十一日をもちまして御退任されていらっしゃいます。  3後任の推薦候補者でございます。退任委員の辞任届提出後、推薦母体となる団体に後任候補者の推薦を御依頼してまいりました。当該団体にとりましてはコロナ禍という厳しい状況ではございましたが、団体内での調整に御尽力をいただきまして、このたび区議会に御意見を求める諮問の手続が整ったという次第でございます。後任の推薦候補者の任期につきましては、令和五年一月一日から三年間でございます。  4今後のスケジュールは、記載のとおりでございます。  右肩の二ページ目を御覧ください。参考といたしまして、1人権擁護委員法ほか概要におきまして、任期、職務、年齢要件を記載しております。  また、2では人権擁護委員が携わる世田谷区内での活動、東京法務局での活動を記載しております。  添付資料の別紙1は、現時点での委員名簿、別紙2は、人権擁護委員法で定められた委員委嘱までの流れを図式化したものでございます。後ほど御確認いただければと思います。  御説明は以上でございます。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(2)世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)の実施結果について、理事者の説明を願います。 ◎瀬川 市民活動推進課長 私からは、世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)の実施結果について御報告をいたします。
     なお、本件は五常任委員会、併せ報告とさせていただいております。  一ページ目をまず御覧ください。初めに主旨でございます。区では、債権管理重点プランを策定しまして、収納率の向上と収入未済の縮減に取り組んでおります。このたび、令和三年度における実績が確定したため世田谷区債権管理重点プラン(平成三十~令和三年度)の実施結果として取りまとめましたので報告するものでございます。  次に、2の内容につきましては、二ページからの世田谷区債権管理重点プラン実施結果を御覧ください。こちらのほうには、四ページには本プランの基本的な考え方を記載しております。現年度分徴収の徹底をはじめとする五つの基本的な考え方を柱に、各種の取組を実施してまいりました。  五ページは、令和三年度における債権の状況について記載しています。令和三年度決算の区の保有する全債権の概況としましては、収入未済額が約九十三億円で前年度と比べ十三億円の減となっております。各会計別の内訳は(2)の表に記載のとおりで、一般会計の収入未済額は前年度と比べ約七億五千万円、国民健康保険事業会計では約五億三千万円の減額となっております。  また、(3)には令和三年度の区の保有する全債権について収入未済額を記載しています。  七ページを御覧ください。ここから八ページにかけまして、プランにおいて重点的に取り組むべき債権を掲げておりますが、九債権ですね。こちらの収入未済額と収納率につきまして、前年度との比較をそれぞれ記載しております。  続きまして、九ページを御覧ください。こちらのページから一一ページ目までは令和三年度の取組実績について、五点を記載しています。  主な点としましては、債権を管理する所管課では、令和二年度に引き続き新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した方などに対し減免や猶予等の制度の活用や、各種相談事業を案内するなど、個々の状況に応じた丁寧な対応を行い、収納率の向上と収入未済額の縮減に努めてまいりました。  具体的な取組実績につきましては、(1)の口座振替利用促進と納付機会の拡大など五項目について記載をさせていただいております。  続いて、一二ページを御覧ください。債権ごとの取組について記載をしております。4の(1)対象の債権にあります①から⑨の債権について、それぞれ個票を作成しております。  一四ページ以降に債権ごとの令和三年度の実績、取組などを掲載しております。  続きまして、一五ページを御覧ください。こちらは個票になりますけれども、構成について説明をいたします。  まず、1の収納の現況です。(1)では、平成二十九年度から令和三年度までの推移を記載しています。(2)の目標及び実績では、プラン策定当初の平成三十年度からの目標収納率とその実績を記載させていただいております。  補足説明欄では、プラン策定当初より社会的状況の変化等を理由に目標収納率を修正しているものについては、その説明を記載させていただいております。  なお、収納率を修正していない場合は、補足説明欄は設けておりません。  一六ページの2の令和三年度実績に対する評価、3では、プラン期間中の平成三十年から令和三年度までの目標実現に向けた取組の内容と実績を記載しています。  また、4の平成三十年度~令和三年度実績に対する評価では、四か年の評価について記載をさせていただいております。  一七ページから二三ページまで、国民健康保険料、ほか八債権について、同様の形式でまとめております。  今後のスケジュールですが、こちらは、実施結果につきましては九月上旬に区のホームページに掲載しまして区民へ公表する予定でございます。  説明は以上になります。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆たかじょう訓子 委員 ありがとうございます。物価高騰は令和四年度、ほぼそういう感じですので、本当にコロナの影響だというふうに思いますけれども、額はマイナスになっていたりはしますが、収納率は上げているという御報告だったというふうに思います。  また、この間も言ってきましたけれども、滞納整理であるとか執行停止の推進も努力して行ってきたというような資料がついていました。本当にこういった中、必要な支援にもつなげてくださっているということなので、引き続きそこを本当に丁寧にやっていただきたいというふうに思います。私の周りでも、御相談の中には、本当に払えないというような相談であるとかも多いんですよね。そのときもやっぱり区の窓口のほうで丁寧に対応していただいているというふうに私のほうも思っていますので、引き続きそういったことを進めていただきたいと思います。これは意見です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(3)世田谷区本庁舎等整備に係る区民利用施設総合運営計画の策定に向けた検討について、理事者の説明を願います。 ◎瀬川 市民活動推進課長 続きまして、私のほうからは世田谷区本庁舎等整備に係る区民利用施設総合運営計画の策定に向けた検討について御説明を申し上げます。  1主旨でございます。新しい本庁舎等では、幅広い区民が触れ合い、交流できる場所として区民会館や区民交流スペース、広場、屋上庭園等、様々な区民利用施設の整備を進めております。これらの区民利用施設を効果的、効率的に運営するため総合運営計画を策定するものでございます。  2の区民利用施設でございます。今回の検討の対象となる区民利用施設ですが、図で示させていただきましたとおり、区民会館やピロティー、広場、東棟の一階に設置される区民交流スペース、東棟と西棟の二階にそれぞれ整備される五つの区民交流室、東棟屋上の庭園という形になっております。  3検討内容でございます。本庁舎整備に係る区民利用施設総合運営計画の基本方針や目標、事業とか活動計画、こちらについて検討をいたします。  裏面、二ページ目に進んでいただきまして、4の検討委員会でございます。専門的な知見や区民の視点に立った検討を行うため、学識経験者や区内活動団体代表、公募により選出した区民や学生から構成される合計十六名の検討委員会を立ち上げました。委員会での意見聴取や検討状況を踏まえて、区が世田谷区本庁舎整備に係る区民利用施設総合運営計画を策定してまいります。この検討委員会につきましては、これから令和五年三月までに五回検討を予定しております。  5の区民ワークショップでございます。公募推薦委員より選出しました区内在住、在勤、在学の中学生以上の方二十五名によりまして、ワークショップ形式による議論を三回実施いたしまして、新しい施設でやりたい事業や活動について御議論いただき、意見をまとめまして、検討委員会の議論に反映してまいりたいと考えております。  6、最後に今後の予定でございますが、令和五年三月までに検討委員会や区民ワークショップ等を開催しまして御意見を聴取いたします。並行しまして庁内でも検討を進め、本委員会で経過報告、御意見をいただき、令和五年六月に運営計画として策定を予定しております。  私からの説明は以上になります。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 本庁舎のほうの施設管理に関して、やはり総合的に一社でやるということでプロポーザルとかが少しずつ進んでいるように理解しているんですが、そちらの施設管理の運営のほうと、全体の施設のと、この区民の利用の部分の運営との関係性というか、それがどういうふうになるのかというのがちょっと分からないのと、それから、ここに関して、これからやりたいということがたくさん出てきたときに、どんなふうに、この一番最初の、今、机上の空論でやっているワークショップで出たものから実際のものが建っていくに当たって、より豊かな区民活動というものが出てくる可能性もあるんですが、ここでつくる計画というのは、そういう将来の発展性のあるものというか、そういったものにすべきだと私は思うんですが、そこら辺について、どういう方針でいらっしゃるか、二点お聞きします。 ◎瀬川 市民活動推進課長 まず最初の一点目、庁舎の管理と、あと、こちらの運営計画の関係性でございますが、庁舎整備担当のほうにも、検討委員会のほうも事務局の中で一緒に連携して開催しておりまして、運営自体の形を、運営計画の形をどうするかというところを、これから入ってまいりますと検討していくところで、そこも含めた庁舎のほうでやっております全体的な庁舎整備との関連を含めまして、今後どのような形で庁舎管理をしたほうが庁舎にとって効率的で効果的な管理になるかという点も踏まえまして検討していきたいというふうに考えております。  二点目の検討内容、いろんな御意見が出てくることも想定しておりますけれども、こちらのほうに関しましてもいただいた御意見を踏まえて、できる限り、最初に御説明させていただきましたとおり、この庁舎のほうに皆さんが集って、いろんな方が集いながら、区民の自治と協働、交流の拠点となるような触れ合いがあったり、交流ができる場所となるような形で検討を進めていきたいと思っています。  まだこれから検討していく部分が大分あるかと思いますので、そのあたりは検討委員会であったり、ワークショップであったり、モニターの意見であったり、こういったものを含めまして検討していきたいというふうに考えております。 ◆高岡じゅん子 委員 庁舎の管理のほう、そことのすり合わせということになっていくんですが、概して効率的という、効率重視でやっていきますと、管理的になり、自由な活動がしにくくなることが往々にありますので、あくまでも区民の自治と活動の拠点、交流の拠点になるということが本当に本庁舎整備の一つの非常に大きな基本方針になっていたということをきちんと踏まえていただきまして、あくまでもこちらの区民活動の推進という視点を持って、この計画をつくっていただきたいということを強く要望いたします。 ◆小泉たま子 委員 今、高岡委員がおっしゃったことと全く同じなんですけれども、もしかしたら言い方が違うかもしれませんが、全く同じことを考えていました。区がどういうふうに区民の活動というのがあったほうがいいのか、あるべきかというのは総合的、効率的、効果的というのはよく使う言葉ですけれども、それと区民の活動がどうあらねばいけないのか、どうあるべきかだね。その区としての考えが全然ない中で、こうやって公募して話合いを進めていくということに、私は非常に順序が違っているんじゃないかと思っているんです。  最後に高岡委員が言われたことのように、これは、区民にとって全く窮屈なものにならないようにと、私は思うわけです。こういうことを書かれちゃうと、何かやって悪いことがもっとあって、何か縛られて、そこで区民活動は何をやるの、区は何を言いたいのと。これの題名を読んだときに、私は非常に腹立たしく思いました。これはどういうこと。区が何をするかも、どういうイメージも持たないで、区民に住民参加だの、そういうことをおっしゃりながらこうやって決めていくということね。区が何のイメージも持たないでこういうことをするということは、本当に私は怖いなと思うんですけれども、区が言いなりになるんでしょうかね。  本当は区が主体的にやっていかなきゃいけないことだと思いますけれどもね。だって、最終的に責任を持つのは区なんですから。そこを考えればそう思うんですけれども、高岡委員が言ったことと全く同じで、こういうことを言葉巧みに書くことによって区民の活動が狭められたり、使いにくくなったり、それは駄目だよとか何か、とんでもないところから声がかかったりするようなことじゃ駄目なので、私はこの前に、区としての区民のこの庁舎の中での活動なり、総合運営計画ですか、そういう中でどうあるべきかを区として論じてもらいたいと思います。その考えを委員会でお聞かせいただきたいと思います。  それと併せて、区民のワークショップなり何なり、いいと思いますけれどもね。それがなくしてこれがあるということは、私はいかがなものかなと思いますけれども、どうでしょうか。 ◎瀬川 市民活動推進課長 ありがとうございます。今、御意見をいただきました、区としてどう考えるかというところは本当に大切な視点であるというところで、まず、この検討委員会の位置づけとしましても、あくまでも意見徴取であったり検討を専門的な知見だとか区民の視点に立った、こうした形で意見をいただいたり、あと、見識をいただいたりというところはあるんですが、それを踏まえまして区が総合運営計画を策定していくというような形で、この検討は進めていきたいというふうに考えております。  また、今後どうあるべきかというところもいろいろ出てくるかと思いますけれども、今回はいろんな幅広い区民利用施設というところがありまして、区民交流スペースであったり、緑あふれるような屋上庭園であったりというところがありますので、多種多様な施設がこの中に検討対象としてあることから、市民活動ということで我々の部署のほうで、生活文化政策部のほうで担当させていただきまして計画を策定させていただいているということになります。  ですので、この計画の中であまり区民の方をルールでがちがちに縛るとか、そういうことがないような、自主的にいろんな活動に参加していただけるというようなところも含めまして、そういう仕組みが何かできないかというところもございますので、そういった形でこの計画の検討を進めていきたいというふうに思っております。 ◆おぎのけんじ 委員 そもそもこの検討の目的がよく分からなかったんですけれども、これはプロポなのか指定管理なのか分かりませんが、要するに、これら一体を、運営を管理する先を見つけるための要求仕様みたいなものをつくりたいということなんでしょうか。 ◎瀬川 市民活動推進課長 今現状では、このプロポに係るための検討というところではなくて、想定として、指定管理にするだとか、プロポで委託にするとかというところは、これからのどういった活動をするかというところも含めまして、その計画の中でどちらがいいのかということをこれから決めていきますので、その前段にはなるかもしれないんですが、まずは区民の方がどういった活動をして、どういう使い勝手がいいのかというところも含めまして、そうしたところを検討して、その後、プロポがいいのか、それとも指定管理がいいのかというところも含めて検討していきたいというふうに思っております。 ◆おぎのけんじ 委員 さっき小泉委員がおっしゃっていたことと全く同感なんですけれども、こういうことをやるときには、やっぱり庁内で徹底的に検討して、あるべき姿というか、あるべき利用形態というものを議論したほうがいいと思うんです。構成の中に区の職員が三名ほど入っているわけですから、少なくともこの方々の意識というのは、ある程度すり合わせておく必要があると思いますし、プロポなのか、指定管理なのかもちょっとまだ決めていないというところの段階では、なおさらそういうことが必要だと思うんですよ。  さっきの課長の答弁からだと、中での検討をしたのかしていないのかというのがちょっと分からなかったので、中で実際これは検討されているのか、されているんだとしたらどういう内容なのかというのを教えてください。 ◎片桐 生活文化政策部長 一応こちらの庁舎全体の施設管理は庁舎整備のほうが今進めておりまして、指定管理でいくのかどうかということは決まっていませんけれども、少なくとも地べたの管理の部分については庁舎整備が一体的な形の中で今検討を進めていると。我々は、課長が説明したとおりなんですが、この区民会館、区民交流スペース等々、どこがまだ管理していくかということについてははっきりは決まっていない。ただ、やはり区民との協働、交流ということを主体に置いていますので、少なくとも一階の部分の区民交流スペースについては生活文化政策部が主体的に担っていくという方向で今調整を進めているところでございます。  それで、コンセプト的なことにつきましては、順番が逆だというお話がありますけれども、今、検討委員会を並行して進めているところなんですけれども、一応コンサル等も含めまして、この検討委員会を進めているんですけれども、来年度の五月を目途に計画をまとめていくと。今そういう形の中で内容を詰めている最中ですので、秋口には、一度中間的なまとめを整理して議会のほうにも御報告させていただきたい、そのような形で進めているところでございます。 ◆おぎのけんじ 委員 所管をどこにするかとかという話じゃなくて、中身については恐らく検討らしい検討はしていないんだろうなというふうに、僕は今受け取りましたけれども、この際なのでちょっと言わせていただくと、最近やっぱりよく思いますのが、こういう検討委員会をつくって終わりというか、検討委員会をつくることが仕事みたいな感じに区の体制がなっていやしないかと感じることが結構あるんです。  専門家を見つけると安易にお願いをして、この人の言うことなら間違いないだろうみたいなところに安心感を持ってしまって思考停止に陥るみたいなことがほかにも、何とは言いませんけれども、そういうようなことが散見されるような気がするんですよ。  ですから、これも同様だとまでは、今、言い切りはしませんが、やっぱりこういう検討体制をつくることも大事だけれども、ここで何を話し合って、どういうアウトプットを区としてつくっていくんだというところのほうがもっと大事なわけで、そこを考えることを放棄してしまっては、やっぱり行政として意味がないと私は思いますので、ちょっとそこら辺は、これに限らずですけれども、気をつけていただきたいと思いますが、副区長、いかがですか。 ◎岩本 副区長 今、片桐部長から説明がありましたけれども、現状で言いますと、区民会館は世田谷総合支所、あと、中庭とかピロティー、交流スペース的なものは総務部の庁舎管理が庁舎の庁舎規則に基づいて管理しているという状況になっています。今回、新庁舎を建設するに当たって、区民交流スペース、これは五百平米を超えるスペースがありますので、横浜市の例なんかを見ますと、ここで様々なイベントをやったり、展示をしたりと、一定の活用をしていますので、それを庁舎管理が庁舎の管理という枠を超えて、もうちょっと区民の方々のために活用できないかというのが基本的な問題意識です。  ここに図がありますが、区民交流スペースを見たときに、区民会館と続きでピロティーがあると。区民会館ホールは、これは先ほどちょっと議論が出ましたけれども、貸し館ではありますけれども、場合によっては区民交流スペースと一体的な活用もできるのではなかろうかと。今の玉川総合支所がそういうつくりになっていますけれども、イベントでは広場も一緒に使えるのではなかろうかと。  また、あと屋上庭園についても区民開放ができないかといった様々な観点から議論していくべきだということで検討委員会を立ち上げさせていただいています。ただ、いま一つはっきりしないのは、申し訳ないんですけれども、あくまで区民交流スペースと書いてあるところは庁舎の玄関ですので、区のコントロールの下で活用したいという基本的な思いはあります。  ただ、常時区民の方々が自由に使えることも大切なものですから、その辺の兼ね合いをどうするかといったようなところは専門的な検討が必要だし、この空間があったときにどういった活動をしたいかという意味では、現在様々な活動をされている方々の声もお聞かせいただきたいということで検討委員会を立ち上げている状況です。  ただ、いわゆる管理手法であったり、あと、区民交流スペースをどこまで開放的な、横浜の例を見ますと、いわゆる庁舎の玄関として審査会があって、どういう市民団体にお貸しするかをチェックしているといったような活用をしているんですけれども、そういった活用の方法も含めて検討させていただきたいと思って、そういう意味では、まだ決め切っていないところがあって、ちょっとあやふやな感じになっていますけれども、それは幅広で、ただ期限も迫られていますので、先ほど申し上げたとおり、来年度の初めの頃には方向性を御報告できるようにしていきたいと思っています。 ◆おぎのけんじ 委員 これで最後にしますけれども、今おっしゃられたようなことですとか、これまで区民会館の既存のものを運営してきたときの反省点みたいなものも多分あると思うんですよね。あるいはこれからの自治体というか、本庁舎の在り方みたいなところも時代に即した形でこうあるべきだみたいなことは、他の自治体の庁舎の様子とかを見た中で、いろいろ行政マンとしても持っている知見は多いと思いますから、そういったものはやっぱりちゃんと料理して計画に落としていっていただきたいと思うんです。  ですから、決して専門家だとか、ほかの方の、識者の言いなりにならずに実のある計画にしていただきたいと思います。  以上です。 ◆高岡じゅん子 委員 すみません、今お聞きしていて、本当に複雑な、貸し館的な要素のある区民会館、それから、区庁舎の顔であるピロティーといったスペース、広場、さらに屋上庭園というふうに、使い方も、それから、そこで活動する団体の在り方とか、そこのボランタリティーの度合いというか、自由度もすごく違うものを総合という名前で一つに束ねた計画をつくることに、今少し危惧を感じています。  全体の統一感というのも必要ですけれども、例えば、小さい会議スペースがもっと自由に使えるということと、それから顔であるピロティーをちゃんとそれなりに計画的に使うというのは、またちょっと次元が違うので、その辺もきちんと踏まえた上で、ぜひ自由な活動と、区の顔としてとか、貸し館としてのちゃんとした運営とかを両立するものをつくっていただきたいと思うので、ぜひ本当に真剣に取り組んでいただきたいと思います。 ◆たかじょう訓子 委員 私も要望なんですけれども、検討委員会のところを見て、例えば障害者への対応ですとか、そういう方々が本当に不自由なく使えるようなものであってほしいなというふうに――ちょっとこれは質問ですけれども、その辺は多文化共生審議会委員の方が補完しておられるのかなとか、ちょっと思いますけれども、この辺はどうなんですか。その辺の議論なんかも予定されているのでしょうか。 ◎瀬川 市民活動推進課長 今いただきました障害をお持ちの方の御利用というところも含めて、非常に大切な視点だというふうに私どもも思っております。今の検討委員会の中には、そういった方というところで、特に今メンバーのほうにはないんですが、こちらの計画もやっぱり障害をお持ちの方も含めていろんな御意見をいただきたいというところもございますので、今後、障害者団体の方を通じて御意見をいただくとか、ある程度まだ、ちょうど検討が始まった段階ですので、もうちょっと検討が進んだ段階で私どものほうから説明にお伺いしまして、実際御意見を伺って丁寧に進めていきたいというふうに考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 ぜひよろしくお願いします。その上で、今ちょっと議論になっていましたけれども、こういった施設、庁舎での区民会館であるとか区民交流スペースとか、これをどういうふうに活用するか、広場をどういうふうに活用するかという問題についてですけれども、もちろん、今、区民の皆さんの声を伺っていると、これは非常に重要だというふうに思います。区民の方のスペースをつくっても、使えないものをつくってもしようがないので、ニーズをしっかりと把握していただくということは本当に重要だというふうに思いますし、このタイミングでやっていただくことは本当に評価したいと私は思っています。  その上で、本当に世田谷区にはいろんな団体がありまして、平和の団体でありますとか、いろいろありますよね。そういった方々が本当に自由に使えると。そういった自由度もしっかりと担保していただきたいというふうに思っています。ぜひそこを、自由な区民の活動を保障するものにしていただきたい。これは要望です。 ◆中山みずほ 委員 この検討委員の方々、区民の声ということに代弁されるのかと思うんですが、この検討委員会で出たことというのは、どういうタイミングで何にどう反映されて、運営のところで反映される、ハード面がどうこうは、もうできない部分もあると思うんですが、今、庁舎整備の担当部長も入られているところを見ると、具体的に何かに反映されるというものはあるんでしょうか。 ◎瀬川 市民活動推進課長 今後、こちらの検討委員会で出てきた内容を踏まえて、区のほうで総合運営計画を策定していくというところなんですが、その総合運営計画の中に庁舎の定義であったり、公の施設の定義であったりとかというところも含めまして、その中に盛り込んでいくというところと、あと、内容には使い方のルール、できるだけ制限がないほうがというところもございますが、こういったちょっと複雑な形の、いろんな種類の区民利用施設がありますので、そのあたりがうまくそれぞれの本来の機能であるところにかなったような形で運営がされていくような、そういったルールも含めて、あと一体的な運用というところもありますので、ここに検討内容でも大雑把に主な内容で書かせていただいているんですが、そういった内容をまとめて、翌年以降の事業者を選ぶというところもございますが、そういったところも材料にしていくというふうに考えております。 ◆中山みずほ 委員 ちょっと分かったような、分からないような、ごめんなさい、ちょっとあれなんですが、今の御答弁でいくと、総合運営計画の中に反映していくことを前提としているという解釈をしたんですが、例えば、ここは今のメンバーを見たときに、多分それぞれの場所に応じて区が期待するような、もしくは期待以上の何か意見を言ってくれそうな人たちを選んでいると想定するんですが、今後、これは五回で終わりますよね。例えば、実際運営していくとしたときに、今様々な場所があるとありましたけれども、かなり場所ごとの運営のいろんなものがまた出てくると思うんです。  その際聞きたいことは、この検討委員会は、この形じゃなくても、これから運営していく中で今後市民の声を反映するという場、こういったものは担保されていくものなのか。この形の検討委員がいいというわけではないんですけれども、何か具体的にもうちょっと物が建って見えてきたときにも区民の意見聴取をしていく場というものは想定されているんでしょうか。 ◎瀬川 市民活動推進課長 この検討委員会のほうは、今、委員がおっしゃったとおり、学識の方もいろんな、劇場系の先生がいらっしゃったり、市民活動とか視覚デザインの先生がいらっしゃったり、造園であったり、ランドスケープデザインとかという先生もいらっしゃって、そういった意味では、そういう方の見識というところも踏まえて、こういう検討会を構成させていただいているんですが、この検討委員会自体、今おっしゃっていただいたとおり、まずは総合運営計画の策定の部分、この検討委員会以外にも御意見を伺う機会としてワークショップ、こちらのほうもまた並行して実施させていただくということと、あと意見をお伺いするタイミングとして、モニターアンケートであったり、あと、来年の二月にシンポジウム等も計画をしております。  その中で計画が出来上がって、いろんな使いながらの、やっぱりこうしたほうがいいというのが後ほど出るというふうに、そういうところも想定しておりますので、皆さんの声、特に利用者の方の声、そういったものをどうやって反映していくかというところも、それは直接いただいた中でできる限り反映していくという体制を、やっぱりできた後も取っていくということが大切かなというふうに考えておりますので、この計画を策定したからといって何か大きくシンポジウムをその後やるとか、そういったところは今のところ計画しておりませんが、利用されたところでいろんなやりながらのトライアル・アンド・エラーではないんですけれども、そういったところで検討していきたいというふうに考えております。 ◆中山みずほ 委員 参加と協働ということをいつもおっしゃられている区なので、できればそこを踏まえた今後の体制とかを要望したいと思います。  以上です。 ◆小泉たま子 委員 結局、区民生活の活動の中で、どういう活動を日々、区民がやっているかというところの、まず分析をしなきゃいけないと思うんです。その上に立って、今の様々なことを考えていかなければいけないと思うんですよ。それがなくて造園の人に来てもらう、何か専門家の人に来てもらっても、それはその人の知見ですよね。区民の生活の全てを分かっているわけじゃないので、まず区としては、区民の活動の分析をしっかりやって、常に課題とか問題点、活動するに当たってですよ。でも、全部区民の意見を聞くのがいいわけでもないし、やれることとやれないことがある。そういうことも含めながらやっていくと。これは常にあるべきなんです。  今、この庁舎が新しくなるから急にやるといったっておかしな話で、結局、常日頃の皆さん方のお仕事の中に区民の活動の分析というものはあるべきだと思うんです。そこをベースにしてやっている。区民が何を求めているのかということは、その分析の中から出てくるものだと思うんです。まずそこをやる。  文化財団でも何でも、文化に関係していることはいろいろあるわけですから、それは全部横つなぎにしてやっていく。世田谷の区民の活動の特徴を、そこでとらまえると。全国にたくさんのこういうことがあるわけですから、それは横浜だけじゃなくて、やっぱり横浜は横浜のまた個性があるわけですから、そういうことをやって、これはそんなにめったにあることではないので、やっぱり区民の皆さんに理解してもらって、生き生きと活動してもらえる、それがぐるぐる世田谷の区民の中を回っていくというような、私はそういう姿を描くべきだと思うんです。  だから今、まず検討委員会に委ねるんじゃなくて、検討委員会に聞くのは参考意見としていいですけれども、区としての考え方をしっかりと持つということが私は大事だと思います。意見です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(4)世田谷区パートナーシップ宣誓制度の見直しについて、理事者の説明を願います。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 私からは、世田谷区パートナーシップ宣誓制度の見直しについて御説明を申し上げます。  1主旨でございます。世田谷区パートナーシップ宣誓制度は、平成二十七年十一月に導入し、その後制定いたしました世田谷区多様性を認め合い男女共同参画と多文化共生を推進する条例に規定する多様な性に対する理解の促進及び性の多様性に起因する日常生活の支障を取り除くための支援に係る取組といたしまして要綱に位置づけ、制度を運用しております。  現在区では、二百一組の宣誓を受け付けており、また全国の状況では、今年七月の時点で二百二十三自治体が導入、人口カバー率五三・一%まで上昇しております。この十一月からは東京都でもパートナーシップ制度が新たに開始されるなど、ここに来て急速な広がりを見せているところでございます。  こうした中、多様な性や関係性があること、また、実生活の不便さが残っていることの実態を踏まえまして、現行制度をより利便性の高い制度とするよう見直しを図るものでございます。  2見直しの概要です。変更点は四つございます。  まず(1)対象につきまして、現在、互いをその人生のパートナーとして、生活を共にしている、または生活を共にすることを約した性を同じくする二人、つまり、同性を対象にしておりますが、多様な性、多様な関係性が実際にございますことから、制度の趣旨に照らしまして、対象から外れてしまう関係性がないよう、LGBTQの方が含まれれば同性以外のパートナーも対象に含めるよう見直すものでございます。  (2)通称の記載でございます。トランスジェンダーの方や外国籍の方など、社会生活を送る上で通称名を使用されている方もいらっしゃることを踏まえまして、現行、戸籍名のみ記載となっているものを、希望に応じて通称名も記載できるよう見直すものでございます。  (3)信頼性向上にかかる手続の明確化でございます。こちらは、宣誓後も関係性が継続していることをより示しやすくすることができるよう見直すものでございます。宣誓の記載事項に変更があった場合、関係性が解消された場合などに申出をしていただく、また、虚偽申請など本人に帰すべき事由があった場合は無効とするという規定を明確にしてまいりたいと考えております。  また、行政、民間問わず様々なサービスを受ける際の手続で現時点での関係性を示す必要がある場面におきましては、宣誓者からの照会に基づきまして発行日の入った回答書を活用できるようにしてまいりたいと考えております。  (4)ファミリーシップ宣誓制度の導入でございます。こちらは、パートナー間で協力し合って子を育てたり、親の介護をしたりしている場合、例えば保育園や学校行事、病院や介護の場面でどのような関係かを示す必要のある機会が多く生じてまいります。二ページ目の図で、パートナーのどちらかにお子さんがいる場合、ママもしくはパパが二人いる。そして一方は苗字が異なっているということで、今現在、周囲の理解が随分進んではきているものの、実際にはまだ関係性を丁寧に説明してからでないと物事を円滑に進められない場面もございます。こうした実態を踏まえまして、パートナーシップ宣誓にそれぞれのお子さん、親御さんも記載できるものにしてまいりたいと考えております。  その際、③子、親の意思の尊重のため、原則として、お子さんや親御さん同意の上で申請を行うこと、御本人が希望する場合は宣誓から抜けることができることといたします。  また、④パートナーの一方が死亡した場合の取扱いですが、例えば二ページ目の図で、Aさんにお子さんがいまして、Aさんが亡くなってしまい、BさんがAのお子さんを育てていく場合、BさんとAさんのお子さんの関係性をなかなか示しにくいというところもございますため、パートナーシップの関係性を維持できるものといたします。  3今後のスケジュールでございます。要綱の改正を行いまして、十一月一日より新たな制度による運用を開始する予定でございます。  御説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 要綱の改正ということなので間に合うのかもしれませんが、この十一月一日というのは東京都の制度と足並みをそろえて始めるためということなんですが、ちょっとかなりきつきつというか、テンポが速いなと思います。これがちょっとスケジュール的に間に合いそうなのかということと、あと、このことが始まったことを東京都も言うので、一緒に併せて言えば皆さん必要な方にうまく伝わるのかもしれませんが、当事者の方にどういうふうにこれが新しくできますよということを周知していくのかという二点をお教えください。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 まず要綱の改正なんですけれども、改正点につきましては、今挙げさせていただいた四点の内容を盛り込むということなので、基本的にはテクニカル的なところで十分調整期間はあるかなというふうに考えております。
     周知に関しましては、東京都と併せまして十一月一日から新しい制度での運用を開始するということで、やはり当事者の方々が混乱がないようにというところで今併せているところではございますが、併せてPRしていくことによって普及啓発の効果というのはまた増大していくのかなというふうに思いますので、そちらのほうは東京都とも調整させていただきながら周知、PRさせていただきたいと思います。 ◆高岡じゅん子 委員 やはり必要な方に届かないと意味がないので、ちょっときつきつですけれども、周知、PR、始まった以降も含めて、ぜひ丁寧にやっていただきたいと思います。 ◆中山みずほ 委員 この制度が進むのは、私は大賛成でよかったと思うんですが、例えば所管の中でほかの影響を受ける所管は何かあるんでしたっけ。昨日から保育園の来年度の入園申請のあれがまた配付されていましたけれども、例えばその利用調整の指数に何か影響があるとか、そういう関係するところは幾つかあるのかないのか、教えてください。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 今回、この見直しを通して新たに影響が出てくるのかといいますと、今現在、実際にこういう対象になる方というのは、世田谷にお住まいで生活していらっしゃるという実態がございます。なので、保育園の関係ですとか、ひとり親の関係ですとか、そういった部分に関しましては、今現在も実態に応じて、法律でなかなか対応できない部分というのはあるんですけれども、実態と制度の内容、目的に応じてどのように取り扱っていくのかということに関しては運用されているところだと思いますので、大きな影響というのはないと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(5)世田谷区立男女共同参画センター運営委託事業者の選定について、理事者の説明を願います。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 それでは、世田谷区立男女共同参画センター運営委託事業者の選定について御説明を申し上げます。  1主旨でございます。世田谷区立男女共同参画センターらぷらす運営委託事業者につきまして、現在の委託契約期間が今年度をもって終了しますことから、令和五年度からの運営事業者の候補者をプロポーザル方式により選定するものでございます。  2運営事業者を選定する施設につきましては、記載のとおりでございます。  3選定後の履行期間は、令和五年四月一日から令和八年三月三十一日までの三か年になります。  4運営にあたっての基本的な考え方でございますが、らぷらすが実施する事業のベースにある考え方といたしまして、区民、団体、事業者等が抱える課題の気づきを促し、その課題の解決、緩和、改善に向けて必要な支援事業や専門機関、地域団体などへ適切につなぎ、実社会の中で実践、活用していくための動機づけを行うこと。そして、これら一連の段階を伴走し続けることで、自ら望む生き方や活動を選択することができるようエンパワーメントを行うという考え方がございます。これをより強化しつつ、さらに広げていくため、今後、①から④に記載の内容を充実させていくことが課題であると考えております。  今回のプロポーザルにおきましても、こうした部分をどう実施していくのか、どう展開していくのか、プロポーザルに参加する事業者に御提案いただけるよう、実施要綱等に具体的に示してまいりたいと考えております。  5運営事業者の選定方法についてでございます。選定委員会の構成、選定手順、評価基準につきましては記載のとおりでございますが、プロポーザル方式の実施に関するガイドラインに沿いまして、安全かつ安定的に運営できる専門性と運営実績を有する事業者を選定してまいります。  6今後のスケジュールでございます。この後、九月十二日の公告により一連のプロポーザル手続を開始し、参加表明、提案書提出を経まして、十一月上旬に書類審査、十一月中旬にヒアリングの二回の選定委員会を行いまして選定事業者の候補者を選定してまいりたいと考えております。選定結果につきましては、十二月の区民生活常任委員会に御報告させていただく予定です。  御説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆中山みずほ 委員 前回のときも手が一社しか挙がらなかったということがあったかと思うので、一つしかなかった。その手が挙がるための御努力というのは、区としては何か今までされているんでしょうか。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 やはり今回、プロポーザル方式での事業者選定ということで、より多くの事業者から御提案をいただきたいと。その中で、より最適な事業者に運営していただきたいという思いがありまして、これまで一社しか手が挙がってこなかったという実態もありますので、昨年の秋から首都圏の男女センターを運営する事業者のほうに視察に行かせていただいたりですとか、もしよろしければプロポーザルに参加しませんかというような投げかけをさせていただいております。  この後、公告がございましたら、そういう関連の事業者のほうにまた御案内をさせていただく予定でございます。 ◆中山みずほ 委員 では、昨年秋からもうそういったところを何か声かけとか、ということは、そこに声かけしたとか見学されたところにも、いわゆるプッシュでまたお知らせをしていくということはされるということですか。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 特定の事業者に対してということではなく、首都圏、近隣の自治体で男女センターを運営している事業者のほうに御案内をさせていただく予定です。 ◆いたいひとし 委員 このらぷらすがやっている就労支援事業については重複事業だということで見直しを求めていますけれども、今回、新たにプロポーザル方式ということで検討されているようですので、就労をなくせと言っているわけじゃなくて重複事業をなくせと言っているわけであって、その関連部署とより連携を密にすれば済む話だという主張をしているんですが、こういう考え方は、まず、この新しい運営事業者の募集のときにどうなるんでしょうか。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 長らく同じ御指摘をいただいておりまして、庁内でも経済産業部門と調整させていただきながら、役割の分担と連携をしていかないといけない部分について調整させていただいております。今回、この資料の4運営にあたっての基本的な考え方のところで、らぷらすの役割といたしましては、男女共同参画の分野でいいますと、就労、働くという部分ですとか、子育て、介護、いろんな分野で関わってくるとは思うんですけれども、男女共同参画センターの役割といたしまして、区民が抱える課題の気づきを促していくこと、その課題を明確にしていきながら、その後、例えば就労の分野の専門的な支援については、らぷらすがやっていくのではなく経済産業部門のほうで持っている支援事業ですとか機関のほうにつないでいくというところ、そこをうまく実社会のほうで活用していくための動機づけは、らぷらすのほうでも伴走しながらやっていきたいというところで整理しています。  この部分については、運営に当たっての基本的な考え方としてプロポーザルの参加するとき、提案していただくときの要件に書き込んでいきたいというふうに考えております。 ◆いたいひとし 委員 長年の要望が少し前進したという感じですけれども、長年の課題の一つに、やっぱりこの施設の知名度が、区民のアンケート調査とかをしてもなかなか上がってこないという、そういう原因は一体何なのかということで、くしくも今後充実を求める視点の中で、気軽に利用できる施設運営というふうに書いてあるんですけれども、この気軽に利用できるという、これはすごく難しいんだと思うんです。この考え方には何ら異存もないんですが、現在、この王寿ビルで部屋を、誰でも使えるスペースもあるのかな、これの利用率というんですかね、非常に高くはないと思うんですけれども、現状その辺の時間、割とスペースが使われていないという状況の中で、それいかに活用するのか。それとも、もう私たちはここのスペースは返還してもいいんじゃないかなと。その代わり、出っ張っていくなり、もうちょっと逆に、来るのを待つんじゃなくて、しっかりと出前型というか、そういう形のほうがよりいいのではないかと。イベントでらぷらすが来ているなんていうのは、あまり聞いたことも見たこともないんですけれども、そういうような逆の発想というか、これまで運営してきた反省というか、反省はないかもしれませんが、課題を基にして、せっかくの機会ですから、運営そのものの在り方についてはどのように現状を踏まえて考えているのか、また、それをどう反映していくのかを教えてください。 ◎生垣 人権・男女共同参画課長 らぷらすの中では、研修室が区民利用施設としてございます。その利用率に関しましては令和三年度で四二%ということで、三軒茶屋周辺の区民利用施設の利用率に比べると大分低いかなというような状況でございます。これについて、こちらのほうも区民が自由に利用できる施設というのを有効に活用させながら男女共同参画の推進に資することができないかということで検討しておりまして、やはりらぷらすだけでこの施設が使えますよということをPRし続けていてもなかなか区民の方々に届かない、地域団体の方々に届きにくいというところもありますので、区民利用施設を庁内全体で管轄している地域行政部と連携しながら、らぷらすの施設をより地域の団体の方々に使っていただけるような形のPRをしていけないかと。  けやきネットに開放するかどうかというところも含めまして検討したんですけれども、らぷらすが不特定多数の方々を呼び込んでイベントだったり講習会とかを実施できる施設というふうになっておりまして、けやきネットですと団体内部の利用に限定されるというところがあって、けやきネットで利用できる施設よりももっと幅広の使い方ができるというメリットがあります。  これは公共施設の中でそこまで多くはないという部分もありますので、そういった部分を有効に活用していけるような施設として、より一層PRをしていきたいと思っております。  あと、男女共同参画の拠点として全区的に一か所しかない部分があります。三軒茶屋のところにあるということなんですけれども、もっと全区展開をやっていくために外に出ていく。外に出ていって、男女共同参画について、区民の方、団体の方、事業者の方と一緒に考えて、共につくっていくような形にしていきたいというような思いがございます。  そのために、施設の中だけにいるのではなくて、アウトリーチで出前授業だったり、出前講座だったりとか、そういうものをもっと積極的にやっていく必要があるかなというふうに思っておりまして、このあたりについても、今回プロポーザルの中で提案していただけるように工夫してまいりたいと考えております。 ◆いたいひとし 委員 今の御答弁で、今までの私たちがしてきた課題が少し前進するかなという思いがしましたので、今後推移を見ていきたいと思います。 ◆たかじょう訓子 委員 私もちょっと関連してなんですけれども、地域での活動についてですけれども、これは私も求めてきたんですが、それこそ社会教育分野との協力というのが非常に重要だというふうに思っています。あるいは地域図書館との連携であるとか、そういった図書館で、この問題である男女共同参画に関するイベントを協力してやっていただくとかという、そういったことを連携してやっていただきたいと。  区民生活所管でそういった様々な施設とつなげるということをやっていただきたいというふうに思います。何しろ一番の要望は、さっき出前でというお話が出ましたけれども、大変それが重要であって、地域でのそういったイベントごとを推進していただくようなことをぜひやっていただくような事業者をというふうに思います。よろしくお願いします。  以上です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(6)令和三年新成人のつどい(成人式)の代替イベント開催について、理事者の説明を願います。 ◎北村 区民健康村・ふるさと・交流推進課長 令和三年新成人のつどい(成人式)の代替イベント開催について御報告させていただきます。  1の主旨でございます。令和三年度新成人の集いは、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けまして、会場開催を中止し、式典のライブ配信の実施へ変更させていただきました。その後、実際に会場に集まる機会を提供するため、ブラックラムズ東京のホストゲームに招待することとしましたが、所属チームに感染者が出た影響によりまして試合の開催が中止となりました。このため、今回改めて対象者に対しまして、心に残り世田谷への関心や愛着を持ってもらうとともに、同級生との思い出づくりと再会の場を提供するため、代替イベントの実施について報告するものでございます。  2の開催日時と会場でございます。開催日時は令和五年一月八日日曜日の十五時から十六時までの一時間を予定しております。令和五年の二十歳のつどいの前日の開催を予定してございます。会場につきましても令和五年の二十歳のつどいと同じ日本大学文理学部百周年記念館をお借りして開催を予定してございます。  3の対象者数は、約八千人でございます。  4の内容でございます。対象者が二十二歳となりまして、既に社会人として活躍されている方、また、これから社会人になられる方など様々な状況が想定されます。このため社会人としての心構えやエールを贈るとともに、同級生との再会を通じ世田谷への愛着心を高める思い出づくりを提供するものでございます。内容の詳細につきましては、当時の実行委員会、こちらは対象者と同年代の実行委員になりますけれども、その皆様からも御意見をいただきまして検討をしてまいります。  5の予算でございます。概算で四百十万七千円を計上してございます。なお、本予算につきまして令和四年度第三次補正予算(案)といたしまして第三回定例会に上程させていただく予定でございます。  6の今後の予定でございます。令和四年十月上旬に案内状を発送いたしまして、参加申込みについて十月下旬までに取りまとめさせていただき、令和五年一月八日の開催に向けた準備を進めてまいります。  説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 ここで理事者の入替えを行いますので、十分程度休憩をいたします。  再開は二時十五分です。よろしくお願いいたします。     午後二時五分休憩    ──────────────────     午後二時十四分開議 ○羽田圭二 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  それでは、(7)世田谷区地球温暖化対策地域推進計画(令和五年度~十二年度)素案について、理事者の説明を願います。 ◎須田 環境計画課長 私からは、世田谷区地球温暖化対策地域推進計画素案について御説明いたします。  右肩、数値ページ、一ページを御覧ください。1の主旨でございます。令和二年十月の世田谷区気候非常事態宣言の中で、二〇五〇年までにCO2実質ゼロを目指すことを表明したことや、この間の国内外の動向を踏まえ、計画の見直しを進めておりましたが、このたび素案を取りまとめましたので、別紙のとおり御報告いたします。  2の検討の経過、二ページに送ってください。3の法的根拠については記載のとおりとなっております。  続きまして、素案の内容について御説明いたします。右肩、三ページ、別紙1、素案(概要版)を御覧ください。  四ページ、1計画の位置づけ及び計画期間、五ページに送っていただきまして、2の計画の実行主体と役割、3区のめざす将来像につきましては記載のとおりでございます。  六ページに移っていただけますでしょうか。4の温室効果ガスの削減目標でございます。(1)の長期目標の二〇五〇年に温室効果ガス排出量実質ゼロを目指し、野心的な目標とした目標年次を二〇四五年としております。  七ページに送っていただけますでしょうか。(2)中期目標では、二〇三〇年度における削減目標の割合を五七・一%とし、さらなる挑戦として六〇%削減を掲げております。  以下、各個別の削減目標につきましては記載のとおりでございます。  八ページ及び九ページにわたりまして施策の体系を御覧ください。地球温暖化対策は、区民、事業者の取組によるところが大きいため、取組の実践者は区民、事業者、区の順に掲載しております。このうち、区の取組につきましては六つに分類し、Ⅰ、Ⅱの区民、事業者の取組み支援に加え、Ⅲエネルギー、Ⅳまちづくり、Ⅴ適応策、Ⅵ区の率先行動に関わることとしております。  区の取組の具体的な内容につきましては、別紙2の素案本体、右肩のページ、六五ページから八九ページに記載しておりますので、後ほど御確認ください。よろしくお願いいたします。  続きまして、一〇ページに送っていただきまして、区民の取組みと区の施策でございます。八ページから九ページで御説明いたしました区民の取組の具体的な内容と、これに対応する区の施策をマトリクス状にして表記しております。  一一ページに送っていただけますでしょうか。事業者の取組みと区の施策につきましても同様でございます。  一二ページの8区役所の率先行動は記載のとおりでございます。  9重点施策につきましては、区の地域特性や温室効果ガス削減効果などのポイントを踏まえ、住まい・建物、車、廃棄物、みどり、行動支援の五つの項目に対し施策を整理いたしました。  一三ページに送っていただけますでしょうか。10の推進体制及び進捗管理につきましては記載のとおりでございます。  素案本体の説明につきましては、ただいまの概要版の説明をもちまして割愛させていただきます。  二ページにお戻りいただきまして、5の今後のスケジュールでございます。本日の当委員会での素案を報告した後、改めて計画案として来年二月に当委員会に報告する予定でございます。  簡単ではございますが、御説明は以上でございます。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 (8)電気自動車の公共用急速充電器の設置について、理事者の説明を願います。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 電気自動車の公共用急速充電器の設置について御説明いたします。  1主旨を御覧ください。先ほどの案件の地球温暖化対策の計画にもございますが、区では自動車に過度に依存しない都市づくりの取組として公共施設への急速充電器の設備の導入に取り組むこととしております。昨年度から設備設置の候補地の検討を進める中で、このたび具体的な設置場所が確定しましたので、報告いたします。  2設置場所は、大蔵第二運動場駐車場。  3設置数は、一基でございます。  4税別の概算の経費ですが、初期経費のイニシャルコストと運用経費のランニングコストがございます。  (1)イニシャルコストは、設備の購入費と設置工事費で合計八百万円、都の助成金が半分以上入りまして四百七十万円となりまして、区の実負担額は三百三十万円です。内訳は御覧のとおりです。  (2)ランニングコストは、維持管理費と電気料金で合計百八十六万円、都の助成金が半分以上で九十六万円、区の実負担額は九十万円で、内訳は御覧のとおりです。  こちら、実負担額については気候危機対策基金から支出することとしております。また、都助成金交付は設置後三年間となりまして、電気料金は再エネ一〇〇%電力が条件となっております。さらに、利用者は充電に係る費用を自己負担いたしますが、充電設備に附帯する課金装置によって、区への収入が年間約百回利用した場合ですが、約三万円、利用状況によって金額は変わりますが、こうした金額が見込まれております。  次のページに移っていただきまして、5の今後のスケジュールです。十月に入札にかけまして、十一月上旬に事業者が決定、下旬に都の助成金申請をいたしまして、十二月下旬に交付決定、そこで設備を発注いたします。現在、半導体不足による影響で発注から納品まで四か月から半年以上かかると言われておりまして、工事の開始が早くて来年の四月、工事完了が六、七月、七月以降に運用開始となります。  米印のところですが、事業が年度内に終了しない見込みですので、令和四年度補正予算に繰越明許費補正として提出予定でございます。  6その他の設置候補場所は、御覧の四か所、公共施設や公園等で設置を検討しております。可能な場所から順次、事前調査を行いまして、五地域に各一か所の設置を進めてまいります。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 最初は多分EVを使っている方が物すごく少ないので、ちゃんと電気を売るんだけれども、年間三万円という収入金額というのは聞いていて悲しいなと思いました。これは最初の頃の見込みだと思っているんですが、これはどのぐらい便利なものなんですかというと変なんですけれども、例えば、ガソリンスタンドに行ったらガソリンを入れるのに十五分あれば入れられるかなと思うんですけれども、これは、急速というのはどのぐらい早く、家で普通にやったら、一晩つないでいたら満タンになるような感じなので、そういうガソリンスタンドみたいに本当に便利になるのか。もっと普及していく見込みがあるのかというあたり、ちょっと教えていただければと思います。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 御質問をありがとうございます。今いただきました急速充電器ですが、五分で四十キロ程度の走行可能ということで、三十分ですと二百四十キロぐらいが充電できるという見込みになっております。普通充電器ですと、一時間で十キロ程度、もしくは三十分で十キロ程度、ボルト数によって変わってくるんですけれども、そういったところですので、大分時間は短縮して充電ができるというところになります。  また、急速充電器の普及もそうなんですけれども、設置につきましては東京都でも今後、都内で言いますと、令和三年三月現在ですが、三百二十六基となっておりますけれども、東京都のゼロエミッション計画におきましては、二〇三〇年までに千基を目指しているというところがありますので、今後さらに普及が見込まれると考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(9)若者による環境出前授業及び啓発イベントの実施について、理事者の説明を願います。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 若者による環境出前授業及び啓発イベントの実施について御説明いたします。  初めに、1主旨でございます。先ほどもありましたが、区で掲げる二〇五〇年二酸化炭素排出量実質ゼロにつきましては、目標達成に向けて、区では、これからの未来を担う若者の参加と協働が重要であると考えております。このたび、若者世代のボランティアによる環境出前授業や若者が主体となった啓発イベント、以下の三つの事業を実施することとしましたので報告いたします。  まず(1)、環境出前授業でございます。大学生等のボランティアを募集、登録し、研修を行いまして環境サポーターとして育成した上で小学校に派遣して、環境に関する出前授業を今年度から実施するものでございます。対象は、区立小学校四年生から六年生の十校、実施時期は令和四年十月から令和五年三月までとなっております。講師は環境サポーターが担いまして、現在十七名おりますが、この中から四、五名程度のグループで、当日、小学校で授業を行うということになります。時間、会場は記載のとおりです。内容については、地球温暖化の原因や気候危機問題を学びまして、暮らしの中のエネルギーや食品ロス、森林の役割といったテーマで子どもたちが自分自身で考え、発表することを通して、環境に配慮した行動変容の促進を目指していくものでございます。  次の(2)の若者環境フォーラム二〇二二でございます。若者たちが主体となって気候危機問題について議論や情報発信を行い、一人一人の環境に配慮した行動変容を促進することを目的に、昨年度に引き続きの二回目の実施となります。日時は、令和四年十月二十三日、午後三時から五時まで。方法はオンラインの開催となります。対象は、中、高、大学生の若者及び大人の二百名、内容は環境サポーターや多摩美術大学の学生による話題提供、それから区立中学校の代表の生徒、高校生、大学生の団体の取組事例の発表、それから、パネルディスカッションというので考えてございます。周知ですが、「区のおしらせ」九月十五日号やホームページで募集するということで予定しております。  次のページを御覧ください。最後に(3)でございますが、若者環境デー二〇二二でございます。こちらは、先ほどのオンラインに加えまして、リアルの場でのイベントとして今年度初めて実施するものでございます。日時は、令和四年十二月十八日、午前十時から午後五時まで。方法は、希望丘青少年交流センター、アップスにて会場開催ということでいたします。対象は、小学生と保護者のペア、一日合計で四十八組の九十六名。コロナもありますので、四回の入替え制ということで小まめに入替えをしまして開催と考えております。内容は、気候危機を踏まえた行動変容をテーマとしたワークショップなどで、高校生、大学生の環境保護サークルが実施いたします。また、これは企画運営が若者主体となっておりまして、環境サポーターが運営委員となって企画や運営を担うということでしております。最後に周知ですが、「区のおしらせ」十一月一日号やホームページなどで募集してまいります。  説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 環境サポーターという方たちが動き出したみたいですごくすばらしいんですけれども、この方たちはどこでどういうふうに研修を受けて、ボランティアを募集したのは分かるんですが、その後の研修はどんなふうにやったのか、区が主体でやったのか、例えば、大学のどこかがやってくださったのかとか、教えていただければと思います。
    ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 こちらの事業は委託で行っておりまして、NPO法人のビーグッドカフェというところに委託して行っております。区がその内容を決めたもので研修を行っておりまして、全体でやるものは、例えば、プロの紙芝居師を講師に招いて、人前で話すこと、特に子どもに話すということなので、伝えること、分かりやすさだとかの手法を学ぶような実演も行いました。  また、基礎的な事項、気候変動や生物多様性などの説明、持続可能な社会を考えるワークショップ、それから、出前授業のテーマなどにつきましても別の研修で行っているところです。 ◆たかじょう訓子 委員 ありがとうございます。この環境サポーターについては本当によかったなというふうに思います。今、十七名がということですけれども、今の研修は今後もやるのか、今もやっているのか、その辺をちょっと教えてください。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 研修につきましては、授業に出かける前に終了するということでしておりますが、環境の出前授業の前には、その練習といいますか、それも併せてしているところです。それが終わりましたら振り返りということで、事業者のほうでも企画をしておりまして、授業を行って終わりということではないというふうに考えております。 ◆たかじょう訓子 委員 今、世田谷区民は九十二万人いるということですから、十七名じゃなくてもっといてもいいんじゃないかというふうにちょっと思いますけれども、京都でもそういった方々が学んで、卒業して、活動されると。卒業していただいた後は、また新たにそういった人たちをどんどん増やすということを恒常的にやっていますので、その辺は今後検討していただきたいというふうに思いますけれども、この辺は何かありますか。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 今後のことにつきましては、この授業が終了する時点で、また検討はしていきたいと思いますが、いただいた御意見なども踏まえまして、今後の組立てはしていきたいと思います。まずは初年度ということで、いろいろな課題とかも見えてくるかと思いますので、それを次年度に生かしていきたいと思います。 ◆小泉たま子 委員 聞き漏らしたかどうか分かりませんけれども、この出前なんですね、小学校に。四年生から六年生、十校。ということは、ここに一回四十五分、一こま、一こまというのは、ボランティアの方が一回行くのが四十五分ということですか。それとも学校が希望すれば二こまもできる、そういうことなんでしょうか。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 こちらは学校に希望を募っておりまして、一応一こま四十五分で収まるもので考えております。ただ、学年が違ったりだとか、あと、全クラスでやりたいというような学校もありますので、そこは希望に応じて、希望するところに入れるように、一こま四十五分は決まりなんですけれども、それがその授業で収まるようにということで考えております。 ◆小泉たま子 委員 これはとても大切なことで、これからこの温暖化に対しての一人一人の区民の取組、特に子どもなんかはとても大事なことだと思って、私は、もっと早くこういうことがあればよかったかなと思うぐらいなんですけれども、この四十五分でこれだけの内容のこと、どれをピックアップするか分かりませんけれども、本当に難しいことだと思います。四十五分というのは、始まったら終わります。  それでもう一つは、言うだけじゃなくて質問も聞かなきゃいけない。そこが大事なんです。子どもがそれを学んで何を思ったか、どこに問題点を感じたか。これは四十五分では、私はとても無理だと思います。行ってよければ、私はそれを見たいと思いますけれども、これは不完全燃焼で終わるというような気がしてしようがありません。  これは一年間で終わるというようなことでしたけれども、やっているサポーターの方も何回もやっているうちに子どもの様子が見えてきたり、どうすればいいかというのが分かってくるんですよね。ですから、これは長期に考えて、もっと深めていったほうが私はいいと思うんですけれども、今日言いたいことは、四十五分で一こま、一クラスでいくというのは、大ベテランの先生でも非常に難しいことだと私は思いますので、一年間でサポーターも終わったらもったいない話だし、そこのところをもうちょっと研究していただいたほうがいいと思います。  六十何校もあって、なぜ十校なのかということも、もっと自信を持ってがんがんやっていただいたらいいんじゃないでしょうかね。あと、本当に四十五分は始まったら終わりますからね。子どもたちはどういうふうに授業をこなしていくかというのは、本当にそのときによって違いますので、よく研究していただいて、大成功して、次も次もつながるようにしてもらいたいと思いますが、どうでしょうか。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 まずは初年度ということで、委員がおっしゃられた一こま四十五分では足りないのではないかということ、それから、十校という数字もどうなのかという御意見をいただいておりますけれども、今現在、六校から希望をいただいておりまして、学校のほうも初めてのこちらの取組ということもありまして、希望となると、多数が応募されて大変というよりかは、なかなか様子を見ながら応募されているというような実情がございます。  ただ、今年度、四十五分、一こまというのも、これも学校側の授業の都合などもあるかと思いますが、学校との協議だとか、あるいは振り返りをしっかりとした上で、委員の意見もありましたので、どれだけ効果的なものができたのかどうかといった検証もしまして、次年度に生かしてまいりたいと思います。ありがとうございます。 ◆中山みずほ 委員 今の小泉委員の意見とかなり近いんですけれども、私もこの四十五分、一こまはやった感だけで終わってしまうんじゃないかという気がします。おっしゃるとおり、学校側に授業を一こま入れるというのはすごく大変なことなので、そこはまず十校でやってみての課題とかを踏まえていただけたらと思うんですが、今、「マイクロプラスチック・ストーリー」という映画が自主上映を結構されていて、あれはニューヨークの授業で、たしか同じぐらいの学年だと思うんですが、やっぱりすごく連続したもので深い学びになっていたりするんです。学校の先生とか、あとは授業のほうとも、ぜひ教育委員会と連携していただきたいと思いますという要望です。  以上です。 ◆河村みどり 委員 今回の啓発イベントと、この三点のものを御報告いただきましたけれども、大変興味深いものだなと思ってお聞きしていました。すみません、この三番目のことをちょっとお聞きしたいのですが、若者環境デー二〇二二年という部分の、この運営委員会、環境サポーターさんも入っていますよというふうに入っていますけれども、そもそもこちらの委員会はどういうものかを教えていただければと思います。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 先ほど、今年度十七名が環境サポーターとして登録されたということでしておりまして、その中で九名が今回の若者環境デーの運営委員会のメンバーとして、また希望を募った上でやっております。  その九名が執行と広報、それから企画担当ということで役割分担をしまして、運営委員会の開催やチラシのデザインの作成、それから企画運営などの全般を担っているというところでございます。  また、区としましては参加者の事前の受付、あるいは保険加入などイベントの運営の補助を担っているということで、サポートする形で入っております。 ◆河村みどり 委員 ありがとうございます。今回、小学生及び保護者ペアということで、本当に親子で、家庭でこういった取組を学ばせていただけるということも大変効果的かなというふうに思うのですが、逆に出展者の、中学生、高校生、大学生というふうに出ているのですが、こちらの関わる方々の内容というか、どのように募集をされて、企画をされて、こちらのワークショップのほうに出展されるのか、お聞かせください。 ◎山本 環境・エネルギー施策推進課長 この環境保護サークルなどにつきましては、これまでも若者環境フォーラムや環境ラボというのもやっておりまして、そこで区とも関係があるようなところでお願いをして参加をいただく予定としているところでございます。  詳細につきましては、まだちょっと固まっていないところもあるんですが、十二月なので運営委員会のほうでいろいろと調整しているところですので、また決まりましたら、こちら、チラシなどもできましたら皆さんにお知らせという形でさせていただきたいと思います。 ◆河村みどり 委員 ありがとうございます。本当に大変興味深いものです。私どもは行政視察で京都に行かせていただいて、ハンズオンの状況を視覚でも見させていただいて本当に大変興味深かったと思います。期待しておりますので、また引き続き、毎年いいものができるように、ぜひ進めていっていただければと要望いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(10)区民農園(ファミリー農園)の開設について、理事者の説明を願います。 ◎黒岩 都市農業課長 では、区民農園の開設について御説明いたします。  1主旨でございます。区民農園は、区民の方に野菜作りを通して土に親しむ機会を提供し、区内農業への関心と理解を深め、併せて農地の保全と緑地空間の確保を図ることを目的として開設しております。  このたび、農地所有者より無償貸与の申出がございました箇所について検討を行い、区民農園四か所を新たに開設することといたしましたので、御報告します。  2開園農園概要及び案内図でございます。まず、(1)(仮称)上祖師谷二丁目ファミリー農園でございます。農園の概要についてですが、農園名、所在地、面積、区画数、契約期間、開設予定については記載のとおりでございます。案内図についても記載のとおりでございます。  以下、二ページに、(2)(仮称)千歳台二丁目ファミリー農園、三ページに、(3)(仮称)岡本前耕地ファミリー農園、四ページに、(4)(仮称)岡本の丘ファミリー農園につきましても記載のとおりでございます。  3今後の主なスケジュール予定でございますが、十一月に「区のおしらせ せたがや」などで利用者を募集いたしまして、来年三月に利用者の利用開始を予定しております。  御説明としては以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(11)農福連携事業における事業拠点について、理事者の説明を願います。 ◎黒岩 都市農業課長 では、農福連携事業における事業拠点につきまして御報告します。こちらは福祉保健常任委員会との併せ報告となります。  1主旨でございます。農福連携事業につきましては、これまで当委員会にて御報告してまいりましたが、前回、令和四年二月の御報告直後に事業地である農地の相続が発生いたしまして、事業を進めていた農地を貸借し続けて事業を継続することが困難となりました。  そこで、改めて事業スキームの整理を行いまして、本事業の継続と安定的な事業拠点としての活用のために、また、農地が有する多面的な効果を鑑みて本件土地を買収することといたしましたことを御報告するものでございます。なお、都の補助制度を活用しながら買収していく予定でございます。  2対象地でございます。農福連携事業を実施している粕谷二丁目、約三千四百平米でございます。現在区民農園となっている箇所を含みますが、将来的に農福連携事業の事業拠点として一体活用していく予定でございます。  3経緯と事業概要でございますが、(1)経緯及び二ページ目の(2)現在の委託事業の概要については記載のとおりでございます。  4事業用地買収の考え方については、先ほど冒頭で申し上げ、かつ記載のとおりでございますが、本事業の継続と安定的な事業拠点としての活用により農福連携事業の効果をより高められると判断し、都の補助の活用のめども立ちましたことから買収を行うことといたしました。  5本件土地における事業拠点としての活用案でございます。まず一つ目は、本事業の安定的・継続的実施を担保することで、様々な事業手法の効果検証を行いながら、区における効果的な農福連携事業の確立と展開を目指してまいります。  二つ目は、農福連携事業の全区的な拠点として、一般区民も対象とした事業展開を行い、障害者理解の促進につなげてまいります。具体的には、就労を見据えた農福連携事業のPR拠点や、農業体験、農作業実習の場、一般区民と障害者が交流できる場としての活用を検討していきます。  6今後の事業展開についてでございます。今後、農福連携事業を拡大する場合は、事業地を借り受けて実施することを基本といたします。また、農業公園と連動したイベントの実施など、農福連携事業地としての活用のみならず、農地保全方針の農業振興拠点と連携した取組を展開することで、より効果的に農地保全を推進していきます。  三ページ目を御覧ください。7費用でございますが、約二十一億五千五百万円で、うち都補助は二分の一相当として約十億七千八百万円、特別区債八億円を予定し、今般の第三回区議会定例会に補正予算を御提案しております。内訳については、記載の表のとおりです。  8今後のスケジュール(予定)ですが、記載のとおりでございます。  御説明は以上です。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆おぎのけんじ 委員 ちょっとすみません、確認なんですけれども、この事業者さんとの契約期間というのはどうなっているんでしたっけ。 ◎黒岩 都市農業課長 事業者との契約期間についてでございますが、現在、昨年度行ったプロポで選定された事業者と単年度で契約をしております。ただし、プロポーザルの際の予定としましては、五年間の随意契約を可能ということでプロポーザルを実施しております。 ◆おぎのけんじ 委員 今回、都の補助制度を使って買収をするということで大変思い切った取組だなというふうに思います。ただ、うちの会派としても農福連携についてはずっと推進していくべきだということで言ってきましたので、このこと自体は大変喜ばしいと思っていますが、今後拡大していく場合には、ここにも書いてあるように借受けでやっていくことが基本でいいと思いますけれども、今回これだけのお金を投じてやるというからには、やはりそれなりのものに仕上げていかないとならないと思うんですよね。  そういう意味で、事業者さんとの中で年次計画みたいなものが多分必要になってくるんだろうと思うんですけれども、そのあたりの今のところの進捗度合いというんですかね、差し支えない範囲で教えていただきたいんですが。 ◎黒岩 都市農業課長 今後のスケジュールにつきましてですけれども、今年度は九月下旬に農福連携事業の説明会を障害者施設向けに行う予定でおりまして、十月中旬から障害者就労を伴う圃場の維持管理を開始したいというふうに考えております。  また、この買収した土地での活用につきましても、現在の事業を安定的に運営しながら効果検証を行って、今後どのように進めるか、検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆おぎのけんじ 委員 そういうことと、あと、これはほかの自治体で実際この農福連携事業をやられている障害者の方から前にお話を伺ったことあるんですけれども、やっぱりできた農作物をどうするんだと。売るとか、どこかに提供するとか、あるいは料理するとかといろいろあると思うんですけれども、その出口を設計することがすごく大事で、それが障害者の方々の就労意欲にも直結してくるのですみたいな話をしていたので、そういうところも見据えた形で、やっぱり計画というものをつくっていってほしいし、それに向けて進捗管理というものも行政にしっかりやってほしいなと思いますので、そこはよろしくお願いしたいと思います。  あと、ごめんなさい、東京都の補助制度を活用した例というのは、世田谷区のこの粕谷の例以外にもあるんでしょうか。 ◎黒岩 都市農業課長 東京都の補助金の活用事例は、今回の世田谷区の事例が初となります。 ◆おぎのけんじ 委員 ありがとうございます。じゃ、初めてということでかなり注目されると思いますので、その意味でもしっかりやっていっていただきたいと思います。  以上です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 (12)家庭ごみ・事業系ごみ組成分析調査及び計量調査(令和四年度)の結果について、理事者の説明を願います。 ◎泉 事業課長 それでは、家庭ごみ・事業系ごみ組成分析調査及び計量調査の結果について御説明をいたします。  資料右上、一ページを御覧ください。1の調査の目的でございますが、家庭、事業者から排出されるごみの組成と分別、排出状況を把握するとともに、家庭ごみについては一人一日当たりのごみの排出量を把握し、今後の廃棄物施策検討の基礎資料とするものでございます。  まず、家庭ごみに関する組成分析調査及び計量調査について御説明をいたします。  初めに、(1)組成分析調査につきましては、①調査対象、②調査期間、こちらは記載のとおりでございます。なお、過去の調査結果との比較を行うことができるよう、毎年同じ地区と日程で調査を実施しております。③調査結果の概要でございます。こちらは、ア)可燃ごみの組成分析では、生ごみが二八・五%、可燃系の資源である紙類が一四・二%、容器包装プラスチックが一四・〇%、こちらが上位三種類となっており、昨年度と若干の割合の差はありますが、上位三種類に変化はございませんでした。  次に、可燃ごみに含まれます資源の割合ですが、こちらは令和三年度よりもやや増加をし、二一・七%となっております。  資料の二ページを御覧ください。ア)―1可燃ごみ及び生ごみに占める食品ロス等の割合になります。可燃ごみの中に未使用・未開封食品や消費・賞味期限切れの直接廃棄されたものが五・三%、食べ残しが三・三%、合わせて本来食べられる食品である食品ロスが可燃ごみに占めます割合は八・六%と、昨年度とほぼ変わらない状況となっております。  食品ロスと調理くずを合わせた生ごみは二八・五%となっております。生ごみは平成二十四年度以降、減少傾向が続いており、今回の結果、二八・五%は最も低い結果となっております。  その下、ア)―2可燃ごみに占めますプラスチックの割合になります。ペットボトルや白色発泡トレイなど、現在区が集積場や拠点で回収しておりますプラスチックが一・〇%、フィルムなどの容器包装プラスチックが一四・〇%、テイクアウト用カトラリーやクリーニング店のハンガーなどの特定プラスチック使用製品を含みます製品プラスチックが四・八%となっております。可燃ごみに占めますプラスチックの割合も昨年度と大きな変化はなく、一九・八%となっております。  続きまして、イ)家庭の不燃ごみの組成分析調査になります。こちらは金属が二九・八%、陶磁器が一七・九%、拠点回収の対象外としております小型家電が一三・一%と、上位三種類となっております。こちら、昨年度と順位の変動はございますけれども、上位の三種類は変わっていない状況になります。  次に、不燃ごみに含まれます資源の割合は、こちらは昨年度よりも低い五・八%となりました。  資料の三ページを御覧ください。こちら、計量調査の結果でございます。計量調査につきましては、これまで調査をしておりました不燃ごみにつきまして、収集日によって家庭から排出される量にばらつきが多く、統計的な基礎数値としての信頼性が高くないことから、今年度、可燃ごみのみの調査といたしまして、可燃ごみの統計上の信頼性を高めるため調査対象エリアを広げ、かつ調査サンプル数を倍にしております。  ①の調査対象、それから、②の調査期間、こちらは記載のとおりでございます。③の調査結果の概要といたしまして、一人一日当たりのごみの排出量、こちらの推計値を出しておりますが、令和三年度の実績よりも多い三百六十三・一グラムとなりました。  なお、本調査でのこの排出原単位は、あくまでもこのサンプル調査を行った当該日におきます一人一日当たりのごみ排出量となるため、通年でのごみ量を人口と年間日数で割り返す一般廃棄物処理基本計画上での数値とは異なっております。  家庭ごみにつきましては、以上となります。  続きまして、事業系ごみの組成分析調査の結果になります。3の(1)調査対象、(2)調査期間、こちらは記載のとおりとなっております。なお、昨年度の調査で不燃ごみを調査根拠といたしますサンプル数の確保が非常に難しかったため、今年度は不燃ごみの調査は行っておりません。  3の(3)調査結果の概要になります。可燃ごみの組成分析調査では、生ごみが二五・二%、可燃系資源の紙類が二〇・〇%、容器包装プラスチックが一〇%と上位三種類を占めております。割合や順位の変動はございましたけれども、可燃ごみのサンプル数を増やした結果、飲食店の割合が多くなったこともあっての変化が表れていると考えております。  資料の四ページを御覧ください。②可燃ごみに含まれます資源の割合ですが、資源化可能な紙類やペットボトルなど合計が二〇・七%となり、こちらは令和三年度よりも低くなっております。③可燃ごみ及び生ごみに占めます食品ロス等の割合につきましては、可燃ごみに占める食品ロスは三・九%、生ごみに占めます食品ロスの割合は一五・三%となっております。その下、④可燃ごみに占めますプラスチックの割合は令和三年度と大きな変化はなく、一六・七%となっております。  事業系ごみについては、以上となります。  詳細につきましては、資料五ページ以降に世田谷区家庭ごみ・事業系ごみ組成分析調査及び計量調査報告書のほうで後ほど御確認をいただければと思います。  報告は以上でございます。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆河村みどり 委員 今年も組成の調査を、御報告をいただきました。今年、食品ロス削減推進計画、今の段階でまだ案ですよね。 ◎泉 事業課長 食品ロス削減推進計画につきましては、昨年度から今年度初めのほうまで策定を行っておりまして、この七月に公表ということで、既にこちらの常任委員会の報告でも報告をさせていただいている状況です。 ◆河村みどり 委員 失礼いたしました。じゃ、この食品ロス削減推進計画がもう計画で発表されていて、今回、ここの食品ロスに関しての数字もお示しいただいているんですが、これに関しては組成分析ということで、実際は毎年毎年行っているものですけれども、今回の推進計画にこちらが実際はリンクしているものなのかどうか。また、今後、そこも推進計画の中に組成分析と、参考にできるものなのかどうか、そこら辺のお考えを教えていただければと思います。 ◎泉 事業課長 まず食品ロス削減推進計画で目標値を設定しておりますけれども、今回御報告をしました組成分析調査の結果の数値に関しては、これは反映されておりません。その前の数値で計画を策定しております。  今回、この組成調査で、こういった直接廃棄、あるいは食べ残しという数値、これを毎年取っておりますので、今後、食品ロス削減に向けた取組を進めていく中で、なかなか現物の食品ロスの量というところの把握は難しいところではありますけれども、こういった組成調査、サンプル調査を行うことによって、毎年ほぼ決まった地域、期間でやっておりますので経年的な比較はできるかと思っております。  そういった意味で、まさしく経年の比較、これは食品ロス、あるいは今後のプラスチック検討に向けても、こういった基礎調査というものはきちっとやっていきたいと考えております。 ◆河村みどり 委員 ありがとうございます。  あともう一点、資源の割合の部分もお示しいただいているわけですけれども、こちらに関しては、粗大ごみ、不燃ごみ、資源ごみのアプリの導入を昨年からされたのではなかったかと、すみません、記憶が曖昧になっていますけれども、そちらのほうと、アプリを導入してから、そのアプリ自体はとても有効なものかなというふうに思っているんですけれども、そこの進捗状況が分かりましたら教えていただけたらと思います。 ◎泉 事業課長 今、河村委員がおっしゃっておりますのは、恐らくごみの分別アプリというものになるかと思います。これに関しましては、実は、一昨年が大体一万人くらいの登録だったところ、昨年度といいますか、今年度頭くらいには大体三万人くらいというような形で約三倍ほどになっております。  その一方で、メールマガジンも配信をしていたんですが、こちらは若干減少しているということで、アプリに移行している状況かと思っております。このアプリに関しましては、基本的に、地区等を選んでいただくと、今日はごみを出す日ですよというようなメッセージが行きますので、こちらのほうの誘導を、今、カレンダーとかホームページとかでも誘導をかけておりますので、引き続きなるべく多くの方に御利用いただくような形で、いろんな媒体とかも使いながら啓発の工夫を図っていきたいと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 (13)自動車事故の発生について、理事者の説明を願います。 ◎小渕 砧清掃事務所長 自動車事故の発生について御報告いたします。  資料一ページを御覧ください。1事故の概要ですが、発生の日時、場所、相手方は記載のとおりでございます。  (4)事故内容ですが、二ページを御覧ください。砧清掃事務所の職員が運転する清掃車両が環状八号線の右車線を走行中、左車線を走行していたトラックが右に車線変更した際、トラックの荷箱が清掃車両のドアミラーに接触したものでございます。  一ページにお戻りください。(5)損傷の程度ですが、清掃車両のドアミラーが損傷しました。
     2事後の対応ですが、乙とは示談交渉を行い、職員には改めて安全運転の徹底を図るとともに、事故防止に向けた指導を継続してまいります。  報告は以上でございます。申し訳ございませんでした。 ○羽田圭二 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、(14)その他ですが、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、2資料配付ですが、お手元の資料のとおりですので、後ほど御覧ください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 次に、3協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は第三回定例会の会期中である九月二十六日月曜日正午から開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 それでは、九月二十六日月曜日正午から開催予定とすることに決定をいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○羽田圭二 委員長 その他何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○羽田圭二 委員長 特にないようですので、以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします。     午後三時七分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   区民生活常任委員会    委員長...